さて、9月26日(土)に第1回オンライン読書会を開催しました。課題書は、今年の4月に出版された、ミネット・ウォルターズの新作『カメレオンの影』です。 カメレオンの影 (創元推理文庫) 作者:ミネット・ウォルターズ 発売日: 2020/04/10 メディア: Kindle版 ミネット・ウォルターズについては前回も少し紹介したように、1992年に『氷の家』でデビューし、第2作目の『女彫刻師』では、母親と妹を殺して切り刻んだ殺人犯と疑われるオリーヴを描いて話題を呼び、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)のエドガー賞長篇賞などを受賞した。以降の作品もCWAゴールド・ダガー賞に輝くなどの高い評価を得て、〈現代英国ミステリの女王〉と呼ばれている。 2007年にイギリスで出版された『カメレオンの影』は、2006年9月29日付の新聞記事からはじまる。 元国防省所属の文官だった男が南ロンドンの自宅で殺されている
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