山口夫妻が襲撃された翌11月18日夕方、東京都中野区上鷺宮の吉原健二宅が襲撃される。吉原の妻が刺され[4]、重傷を負って玄関の外で倒れていたのを通行人に発見され、保護された。 吉原本人は外出中だったため襲われなかったが、この事件では玄関付近と玄関外のみ血痕の付いた足跡が存在していた山口剛彦宅襲撃事件と異なり、血痕の付いた足跡が吉原宅前の路上ではなく、家の中にも存在していたことから、犯人が吉原を探していた可能性が指摘された[5]。 現役ではないものの、厚生省官僚トップだった2人の自宅が続いて襲われたことから、世間を震撼させた。警察は厚生行政を狙った連続テロを視野に捜査を進めた。 警察は第三の犯行や模倣犯を防ぐため、防止策を発表。厚生労働省現役幹部だけでなく、厚生労働事務次官(旧厚生事務次官)経験者や、社会保険庁長官経験者の自宅警備と、厚生労働省庁舎の警備態勢を強化し、庁舎玄関には警備員を増強
福島県郡山市で、乗用車と衝突した軽乗用車が横転して炎上し、4人が死亡した事故で、県警は11日、軽乗用車に乗っていた家族4人の身元を発表した。 県警によると、亡くなったのはいずれも同市大平町の、会社員橋本貢さん(41)と妻でパート従業員の美和さん(39)、長男で郡山消防署員の啓吾さん(20)、長女で県立田村高校1年生の華奈さん(16)。死因は美和さんが一酸化炭素中毒、ほか3人は焼死だった。 県警によると、事故は2日午後8時10分ごろ、同市大平町の信号機のない市道交差点で乗用車と軽乗用車が出合い頭に衝突。軽乗用車側が優先道路だった。4人は外食後の帰宅途中だったという。 県警は乗用車を運転していた福島市の会社員高橋俊容疑者(25)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕し、同致死に切り替えて調べている。「交差点ではなく単線道路だと思った」などと供述しているという。 貢さんの母
それまで被収容者で新型コロナウイルス感染者が1人も出ていなかった富山刑務所(富山市)で昨秋、被収容者の約4割に達する急激な感染拡大が起きた。塀に囲まれた特殊な空間では、気軽にアルコール消毒液を置けず、密にならざるを得ない。刑務所ならではの対策の難しさが浮き彫りになった。(吉武幸一郎) ■感染力「想像以上」 昨秋に被収容者の約4割がコロナに感染した富山刑務所 「インフルエンザなど、ほかの感染症とは比べものにならない。想像以上の感染力だった」。富山刑務所の石田岳史総務部長は、当時の様子をこう語る。被収容者の感染者は2020、21年度はゼロだったが、22年度は10日現在で127人に達した。 最初に感染が確認されたのは、昨年10月11日だった。石田部長は「『うちはゼロでがんばっているね』と話していた。感染者が出ることはやむを得ないが、『ここで食い止めよう』と必死だった」と振り返る。 それ以降、三つ
安倍晋三・元首相銃撃事件で、奈良地検が実施していた山上徹也容疑者(42)(殺人と銃刀法違反の容疑で送検)の鑑定留置が10日、終了した。関係者によると、山上容疑者は約170日間に及ぶ鑑定留置の期間中、専門医の面談に素直に応じる一方、同じ質問が繰り返されることに「うんざりしている」と漏らすこともあったという。 奈良西署に入る山上徹也容疑者を乗せた車(10日午後、奈良市で) 昨年7月25日に始まった山上容疑者の鑑定留置は当初、11月29日までの予定だった。専門医による面談は週1回程度のペースで行われていたが、鑑定留置の期限が1月10日になった11月中旬以降は週2回ほどに増えたという。山上容疑者は奈良県警の逮捕後の調べに対し、母親が多額の献金をした世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を恨んでいたと供述している。専門医との面談では、旧統一教会について繰り返し質問され、接見に訪れた親族に「うんざりしてい
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