福島県で農作物への放射性物質の影響について試験研究を行っている者です。 知恵ノートにも投稿しておりますので御一読ください。 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n26420 まず、基礎的な知見から何点か申し上げますと、 1)空間線量と土壌中の放射性物質濃度は概ね相関があります。なので、空間線量の低い地域であればさほど神経質にならなくてもよいです。 2)地面に落ちた放射性物質(特に放射性セシウム)は粘土鉱物と強く結びつきます。時間が経てば経つほど、粘土が強い土壌ほど、植物は吸収できなくなります。 3)放射性セシウムはカリウムと同じ性質があるため、カリウムの少ない土壌ではセシウムを吸収しやすく、十分にある土壌では吸収しにくくなります(ただし、過剰だと害があります)。 4)作物によって放射性物質の吸収力に差があり、果菜類・根菜類・芋類は極めて低く、