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ブックマーク / president.jp (27)

  • 一億円貯めても幸せになれない人は、なぜ幸せになれないのか? 人間はお金を貯めるほど、お金に飽きる

    お金をどれだけ手にしたところで、人は幸せになれない。億万長者になれたのに満たされない人は、何が足りないのか。雑誌「プレジデント」(2023年11月3日号)の特集「人生の価値」より、作家の橘玲氏のコラムをお届けします――。 お金が増える喜びにいずれ慣れる お金はないより、あったほうがいいのは確かです。お金によって、心配事を減らすことができるからです。ただ、お金の量に比例して幸せになるかといえば、それはありません。「限界効用逓減の法則」によって、お金が増えても、満足度はそれほど上がらないからです。 限界効用とは、「モノやサービスが1単位増えたときに得られる効用」を意味します。これが逓減することで、お金の保有量が増加するにつれて、その効用は徐々に減っていきます。 貯蓄が10万円だった人がいきなり100万円を手にすれば、大きな幸せを感じるはずです。ところが、1億円を持っている人の資産が1億100万

    一億円貯めても幸せになれない人は、なぜ幸せになれないのか? 人間はお金を貯めるほど、お金に飽きる
  • 「老後2000万円問題」は単なる作り話にすぎない…お金のプロが"年金だけ"で暮らしてみた結果 現代日本における最大の物語「老後不安」

    バブルや恐慌が生じるメカニズム イェール大学の教授でロバート・J・シラーという人がいます。米国の一戸建て住宅の再販売価格動向を示す指数である「ケース・シラー指数」を作った人ですが、そのシラー教授が最近『ナラティブ経済学』(東洋経済新報社)というを書きました。 「ナラティブ」というのは「物語」という意味で、シラー氏は著書の中で「ある社会、時代などについての、説明や正当化を行う記述のための物語や表象」と表現しています。 少し表現が難しいのですが、簡単にいえば、「バブル」とか「恐慌」といった経済的な現象の多くは、人々がある物語を信じ、それが広く世の中で信じられていくことで起こるということを表しています。 老後不安という日における最大の物語 たとえば、2000年頃に起こった「ドットコムバブル」(日ではITバブルといわれていました)の頃は、IT技術の進歩で、関連する銘柄はどこまでも上がると信じ

    「老後2000万円問題」は単なる作り話にすぎない…お金のプロが"年金だけ"で暮らしてみた結果 現代日本における最大の物語「老後不安」
  • 「私はこうやって筑紫哲也さんへ電話攻撃をした」元信者が語る旧統一教会の"抗議電話"の手口 政治家が「関係を断ちます」と明言できない理由

    なぜ、政治家は「関係を断ちます」と明言できないのか 激しい言葉で威圧されたり、脅されたりすれば、当然恐怖心を抱きます。しかし、こんなことをしたら、すぐに警察に通報されて逮捕されることになるでしょう。したがって、巧みな者たちは、直接的ではないかたちで恐怖心を与えるような言葉を発します。 まさに、旧統一教会で教えられる「教えに背いた行動をすると、地獄の地獄に行く。悪霊がとりついて事故にあう、病気になる、家族に不幸が訪れる」は、マインドコントロールをする言葉といえます。 いま、政治家と旧統一教会のつながりが次々に明らかになってきています。なかには、旧統一教会の関連団体のイベントに参加し、信者の前で教団の活動をほめ称えるような話をする人もいます。すでに教団の関連団体から選挙協力も受け、教団の組織票の配分まで受けていた議員の話まで出てきています。 そのなかには、過去に霊感商法の手法で物品を売り、多額

    「私はこうやって筑紫哲也さんへ電話攻撃をした」元信者が語る旧統一教会の"抗議電話"の手口 政治家が「関係を断ちます」と明言できない理由
  • 「あなたは高くて不味いレストランと同じ」50歳の元メガバンク支店長に職安職員が告げた"残酷な一言" 「それで、あなたは一体何ができるんですか?」

    50代は守りに入ると途端に腐り始める 50代になると、人間としてのそれまでの蓄積の差が如実に現れるようになってくる。 人格、教養、財産など、何もかも蓄積がものを言う年齢だが、なかなかそうは問屋が卸さない。 私が言うのだから男性に限るのだが、50代になると、ご飯をべると、歯の間にべた物の残りカスが溜まるようになる。 それを爪楊枝でほじり、出てきたカスをじっと見つめ、ペロッと口に入れ、飲み込む。 そしておもむろに茶を飲む。グジュグジュとうがいをしてから飲み干す。 昼べ終わった後、以上の動作を若手女子社員の前でやれば一発で終わりだ。誰も可愛いとは言ってくれない。不潔! と悲鳴をあげられるだろう。 平気でおならをするし、くだらないオヤジギャグで笑わそうとする。カラオケに行けば、やたらとデュエット曲を歌いたがる。 孫のいる人は孫自慢を始めると止まらない。そんな人ものことは怖い、厳しいと嘆

    「あなたは高くて不味いレストランと同じ」50歳の元メガバンク支店長に職安職員が告げた"残酷な一言" 「それで、あなたは一体何ができるんですか?」
  • 「相手を変えたければ、まず自分を変えよう」そんなよくある助言を、禅僧が真正面から否定するワケ すべての人間関係の底には「利害関係」と「力関係」がある

    こじれた人間関係は愛情や努力では変わらない あなたは、人間関係で何か問題が生じたとき「自分の努力が足りないから、うまくいかないのだ」「私が愛情をもって接したら、相手は変わるはず」と思ってはいませんか? あるいは、人間関係の悩みを誰かに相談したら、「相手を変えたければ、まず自分が変わりなさい」と言われたことはありませんか? しかし、こじれた人間関係は、「愛情」や「努力」でどうにかなるものではありません。努力や愛で相手が変わると考えるのは、新たな苦しみを生むだけです。 たとえそれが家族であっても、同じです。 私は福井県の永平寺で僧侶として20年近くを過ごした後、縁あって青森県にある霊場、恐山の院代(住職代理)となり10年以上が経ちました。その間、生きづらさや苦しさを感じているという、たくさんの方々とお会いしてきました。 皆さんのお話を伺う中で、仏教の考え方がさまざまな問題の解決の糸口、生きるた

    「相手を変えたければ、まず自分を変えよう」そんなよくある助言を、禅僧が真正面から否定するワケ すべての人間関係の底には「利害関係」と「力関係」がある
    chanbara
    chanbara 2022/04/22
    「不満があるなら自分を変えろ」と他人に強要するヤカラが何を狙っているかがわかる記事。
  • 「本当に弁護士になりたいのか」またも司法試験不合格だった小室圭さんには愛想が尽きた 眞子さんは「不合格」を想定していたのではないか

    そして突然、11月14日に、逃げるようにニューヨークへ渡ってしまった。 ニューヨークに着いてからは、新居への引っ越しや買い物、小室圭さんの仕事があり、彼が2月に受ける2度目の司法試験の準備ができていないことを、側にいる眞子さんは見ていたはずである。 「このままでは生活が成り立っていかない」 意を決した眞子さんは、自分も働いて家計を助けると決意し、就職活動を始めた。 就職先は、彼女が子供の頃から「夢の仕事」と考えていた美術館勤務だった。 働けるなら給与は「タダでもいい」 「国際基督教大で明治時代の神話画を主題にした卒論を執筆。英レスター大大学院では博物館学の修士号を取得した。 『結婚までは東京大学総合研究博物館の特任研究員として、週に三回、展示施設『インターメディアテク』で勤務しました。ここは眞子さんが自ら探してきてエントリーシートを送った職場でした』 眞子さんは就職にあたって、こんな意向を

    「本当に弁護士になりたいのか」またも司法試験不合格だった小室圭さんには愛想が尽きた 眞子さんは「不合格」を想定していたのではないか
    chanbara
    chanbara 2022/04/19
    「自分の環境を最大限利用する」ことが最近は肯定的に語られているように見えていたけどそうではないのか、「自分の環境を最大限利用する」ことが許される人とそうでない人がいるのか。
  • 動かない警察に"確実に"動いてもらう方法 「民事では動かない」は過去の話

    警告か、逮捕か、してほしいことを明確にする 「警察の敷居は高いものではありません」 そう語るのは、元埼玉県警の警察官で危機管理コンサルタントの佐々木保博氏。警察は民事不介入だと思う人も多いが、それは過去の話だとか。 「警察が民事不介入を理由に動かなかったことが原因で、殺人事件を含む刑事事件に発展するケースもあります。それを未然に防ぐため、民事でも動くのです」 佐々木保博●危機管理コンサルタント、セーフティ・プロ代表取締役。埼玉県警察官として28年間勤務。退職後は「民間警察」として困っている人に解決策を提供するセーフティ・プロを設立。 ただし警察に「動いてもらう」ためのポイントはある。1つは「目的」だ。「ストーカー被害者に多いのですが、『嫌な思いをしている』と訴えるだけでは警察も動けません。ストーカーは警察からの『警告』でも効果があることが多い。警告なのか、逮捕なのか、してほしいことを明確に

    動かない警察に"確実に"動いてもらう方法 「民事では動かない」は過去の話
  • 「東京五輪の失敗を繰り返してはいけない」2030年札幌五輪を阻止するために今やるべきこと 内定前の今ならまだ辞退できる

    札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪について、IOCが年内にも開催内定とする可能性があると、今年1月に共同通信などが報じた。神戸親和女子大学の平尾剛教授は「ひとたび五輪が内定すると“どうせやるなら派”と呼ばれる人たちが開催を後押しする。8年後の五輪を阻止するには今からでも決して早すぎない」という――。 開催反対が8割超だったのに強行された東京五輪 年明け早々、2030年冬季五輪を札幌に招致する動きがあると共同通信が報じた。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と日側が水面下で協議しており、開催地を一化する時期が今年の夏ごろから冬にかけてという見込みから、年内にも開催が内定するという。 またも日でオリンピックが開催されるかもしれない。風雲急を告げるこのニュースに、私はとたんに気うつになった。 新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を憂慮し、開催に反対する世論が8割を

    「東京五輪の失敗を繰り返してはいけない」2030年札幌五輪を阻止するために今やるべきこと 内定前の今ならまだ辞退できる
    chanbara
    chanbara 2022/02/06
    「とにかく五輪を開催することしか考えてない」という批判が東京五輪一年くらい前から目立ったけど、そんなの招致の時点で露骨だったじゃないか。
  • 「ファンの皆様に感謝」定型コメントばかりのオリンピアンに元ラグビー日本代表が感じた強烈な違和感の正体 競技だけやればいい時代は終わった

    元アスリートが五輪廃絶を訴える理由 東京オリンピック・パラリンピックが閉幕した。大会前の開催の是非をめぐる喧騒がまるで嘘だったかのように静かだ。「五輪批判」は背景に退き、世間は新型コロナウイルスの感染対策に手一杯となっている。 すでにご存知の方もいるだろうが、私は一貫して東京五輪に反対の意を示してきた。東京五輪の中止とともに五輪そのものの廃絶を呼びかけてきたし、いまもその意思は変わらない。 元アスリートなのになぜ反対しているのか。それは道義に反することではないか。スポーツの恩恵を受けた身でありながら、その祭典である五輪を批判するのは恩知らずだろう――。 ツイッターのアカウントにはこうした声が相次いだ。スポーツ界から声を上げた数少ないひとりとして、その勇気を称賛する声が大半を占めたものの、一部では「身のほど知らず」という心ないことばが届けられた。社会的な発言に賛否はつきものだから反論を賜るの

    「ファンの皆様に感謝」定型コメントばかりのオリンピアンに元ラグビー日本代表が感じた強烈な違和感の正体 競技だけやればいい時代は終わった
    chanbara
    chanbara 2021/09/28
    「いいように利用されているのを見過ごせない」という観点、五輪開会式の時にゲムスパに掲載されたあの記事と同じだよなと思った。 https://www.gamespark.jp/article/2021/07/25/110634.html
  • 「野菜たっぷりなら良いわけではない」糖尿病患者にほぼ確実に不足している"ある食べ物" 国の食事摂取基準は糖質が多すぎる

    医師が気づいた「慢性疾患の患者の共通点」 色々ある栄養のうち、最も大切なものは何かというと、タンパク質です。ところが、現代の生活の中では、タンパク質が非常に軽視されていると医師として感じることが多々あります。なぜなら、糖尿病などの慢性疾患の患者さんを診ると、ほぼ確実にタンパク質が不足しているからです。 「野菜は健康にいいからべるべき」「ごはんやパンをべないとエネルギー不足になる」という見当違いの考えが一般的ですが、肉や卵や魚をべる意識はさほど強く持っていないことが多いようです。 その自覚があまりないことが多く、「タンパク質を十分にとっていますか?」と質問すると、必ず「はい、しっかりとってます!」という答えが返ってきます。顕著なタンパク質不足がある人も、BMIが18.5を切っている「痩せ」に分類される人も、そう答えます。 これは、患者さんたちだけに問題があるのではなく、一般的な医師も

    「野菜たっぷりなら良いわけではない」糖尿病患者にほぼ確実に不足している"ある食べ物" 国の食事摂取基準は糖質が多すぎる
    chanbara
    chanbara 2021/09/18
    卵、肉(なんでもいい)、ホエイプロテイン、鉄
  • 「これにサインをしてくれませんか」尿酸値14.8でも痛風にならない映画監督が医師から頼まれたこと 酒が飲みたくて映画監督をしている

    映画監督の樋口真嗣さんは「酒が飲みたくて映画仕事をしている」というほどのお酒好きだ。5年前、人間ドックで「尿酸値14.8mg/dL」という数値が出ると、医師から「これにサインをしてくれませんか」と切り出された。樋口さんがサインをした内容とは――。 ※ 稿は、キンマサタカと全日痛風連盟編『痛風の朝』(の雑誌社)の一部を再編集したものです。 高い尿酸値だけど痛風にならない特異体質 実はですね、私は厳密にいうと痛風じゃないんです。尿酸値が高いのは間違いないけど、痛風=発作が出たことだと定義するなら、私はそれにあてはまらない。

    「これにサインをしてくれませんか」尿酸値14.8でも痛風にならない映画監督が医師から頼まれたこと 酒が飲みたくて映画監督をしている
  • アフターコロナで「日本が一人勝ち」するかもしれないのはなぜか わが国を救う"三つの光"の誇り

    コロナショックで世界の経済活動をストップした。IMFは2020年の実質GDP予測を-3%に下方修正。アメリカは-5.9%、中国は1.2%、日は-5.2%となっている。すでに日でもリストラ始まっており、大恐慌の様相をみせる。しかし、アナリストの馬渕磨理子氏は「日が一人勝ちする可能性がある」と指摘する——。 コロナとの戦争に悪戦苦闘する政府 リーマンショックは金融危機から端を発したトップダウン型のショックならば、コロナショックは感染拡大を防ぐために実経済が止まるというボトムアップ型のショックでしょう。このショックを生き抜く最大のポイントは、中央銀行や国の支援はもちろん重要ですが、『地方自治・国民性・医療制度』がキーワードになってきます。日はこの3点において誇らしい優位性があるのです。 国内では、東京都の小池百合子都知事や大阪府の吉村洋文知事など、自治体の首長の存在感が増しています。一方

    アフターコロナで「日本が一人勝ち」するかもしれないのはなぜか わが国を救う"三つの光"の誇り
    chanbara
    chanbara 2020/04/27
    ぼくちゃんもこういうお仕事ごっこでお金貰いたいのでこっちにも回してほしい。どこの仲良しサークルに入れてもらえばいいんですか?
  • 「満員電車は仕方ない」と受け容れる人の異常さ 現状の肯定は「思考停止」にすぎない

    の都市部では当たり前の風景になっている「満員電車」。「仕方ないことだ」とあきらめている人も多いだろう。しかし、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は「満員電車はどう考えても異常な空間。それを回避するための行動をなぜ取らないのか。思考停止ではないのか」と指摘する——。 逃げ場のない密閉空間、満員電車 季節柄、インフルエンザ関連のニュースを見聞きする機会が増えてきた。 昨今では、多くの企業において、インフルエンザに罹患りかんした従業員の出勤を禁止し、周囲に感染を広めないような取り組みがおこなわれている。もちろん会社にもよるだろうが、以前と比べて「インフルエンザにかかっていようとも、身体が動くかぎりは出社すべきである」と強要するような風潮は、かなり疑問視されるようになっているのではないだろうか。 ただ、企業や学校がどんなに対策を講じようが、個々人が感染予防を心がけようが、逃げ場がない空間がある

    「満員電車は仕方ない」と受け容れる人の異常さ 現状の肯定は「思考停止」にすぎない
    chanbara
    chanbara 2019/11/10
    改善可能性とか関係なく異常なものは異常と、クソなものはクソと言えばいいじゃんとずっと思っているのだけど、そうは思わない人が多いことが昔から素朴に不思議でならない。
  • 立花孝志に共感する人々が抱く社会への復讐心 NHKではなく、この社会をぶっ壊す

    NHKから国民を守る党の立花孝志党首は9日夕、国会内で記者会見を開き、警視庁から脅迫容疑で事情聴取を受けたと明らかにした。その上で「今直ちに辞めることはしない」と述べる一方、有罪が確定した場合に議員辞職する考えを示した。捜査関係者によると、東京都中央区議の男性に言及した動画を巡り、月島署が立花氏から任意で聴取した。男性が被害届を出していた。 (共同通信「N国党首、任意聴取受ける」2019年9月9日より引用) 「NHKより先にぶっ壊れたのか!」——という、おそらく日で100万回くらいはすでに言われたであろう感想はさておき。 NHKから国民を守る党(以下N国党)立花氏の破天荒なふるまいは、いわば「社会的・政治的な常道に属さないアウトサイダー」だからもてはやされていたようなスタンスである。国会議員という「常道の枠内」の人となってからその方法を継続するのでは評価は一変するし、むしろこれまでとは逆

    立花孝志に共感する人々が抱く社会への復讐心 NHKではなく、この社会をぶっ壊す
    chanbara
    chanbara 2019/09/21
    「憎悪や不信感のなかで生きてきた人間は、組織を束ねることができないし、上に立つことができない。」
  • "なにもしていない人はダメ"という人の苦しさ "効率と生産性の追求"が追い詰める

    「生産性のない人には価値がない」と怒る人がいる。その人はなにに怒っているのか。臨床心理学者の東畑開人さんは、「私も精神科デイケア施設に勤めていた時、なにもすることがない時間はつらかった。だから、なにかしなければと焦る気持ちはわかります。しかし『ただ、いる、だけ』という時間がいかに人を支えているかを思うと、効率を求める人の苦しさもわかってくるんです」という――。 「生きることの基的なところに触れている感覚」 なにもしていない人は「ダメな人」なのだろうか。臨床心理学者である東畑開人さんの著書『居るのはつらいよ』(医学書院)は、沖縄の精神科デイケア施設での物語を通して、人が「ただ、いる、だけ」の価値を伝えている。 書の舞台となっているデイケアには、統合失調症、躁うつ病、発達障害、パーソナリティ障害などのさまざまな精神障害者が通っている。社会復帰が容易ではなく、そもそも社会に「いる」ことが難し

    "なにもしていない人はダメ"という人の苦しさ "効率と生産性の追求"が追い詰める
  • 資産家老人をカモにする「後妻業」の手口 用意周到な遺産相続までのプロセス

    に先立たれた資産家の高齢男性。寂しさから結婚相談所に登録すると、そこで待っているのは「後業」のプロ女性たちだ。長い人生の経験もあり、仕事を通じて見識も持っているはずの高齢男性が、なぜいとも簡単に騙されるのか。その手口を紹介しよう――。 実話がベースだった、小説『後業』 京都や大阪を舞台にした高齢男性4人への殺人および強盗殺人未遂に問われた筧千佐子被告の裁判員裁判が、6月26日から始まった。当初、弁護側は無罪主張で臨んでいたが、ここに来て筧被告が一転して元夫の殺害を認めたことで審理の行方が注目されている。 筧被告のように“財産目当て”で高齢男性を狙い、入籍あるいは内縁関係になったあと、遺産を根こそぎ狙うやり方を俗に「後業」と呼ぶ。2014年に同名の小説を世に問い、この言葉を世の中に定着させた作家の黒川博行氏は次のように話す。 「公判では4つの事件が裁かれているだけですが、新聞記者など

    資産家老人をカモにする「後妻業」の手口 用意周到な遺産相続までのプロセス
  • 親が他界「申請しないともらえないお金」 最大7万円支給される制度もある

    親が亡くなったとき、「申請しなければもらえないお金」があることは、ご存じだろうか。たとえば国民健康保険の「葬祭費」は申請がなければ1円も出ないが、申請すれば自治体によって1万~7万円が支給される。ファイナンシャルプランナーの井戸美枝氏が、「親が亡くなる前後に知っておきたいお金のこと」を解説する――。 親が亡くなる前に知っておきたいお金のこと 高齢化が進む日。 9月17日に総務省が発表した人口推計では、90歳以上の人口が206万人、総人口に占める65歳以上の割合は27.7%と過去最高になりました。それにともなって亡くなる人も増えており、2016年度の年間死亡者数は約130万人でした。 読者のなかにも、親の健康状態を心配している方がいると思います。あまり考えたくないことですが、高齢であれば、たとえ今は元気でも、ケガや病気で突然倒れてしまうリスクがあります。すぐに亡くなってしまうこともあるので

    親が他界「申請しないともらえないお金」 最大7万円支給される制度もある
  • 誰が「まとめサイト」を拡大させたのか? 日本のネットが“倫理”を欠く理由

    根拠の怪しい情報のコピペだけで記事を濫造する「まとめサイト」。記事盗用でDeNAの「WELQ」などは閉鎖に追い込まれたが、いまだにネットには倫理を欠いた記事があふれている。これが待ち望まれた「キュレーションの時代」なのだろうか。日のインターネット言説に詳しい2人が、その「歴史」を解き明かす――。 ※以下は、ばるぼら、さやわか『僕たちのインターネット史』(亜紀書房)からの抜粋です。 ニコニコ動画にイデオロギーはあるか 【ばるぼら】大山卓也さんの『ナタリーってこうなってたのか』(双葉社)というは、タイトルからは一見して「ナタリーの経営はどうなっているのか」という経済書に見えるけれど、実際はネットメディア論として書かれていますよね。 【さやわか】このの中で僕が面白く感じたのは「ナタリーは批評しない」っていうところです。批評とは一種の価値判断です。つまり、ナタリーは価値判断には踏み込まずに、

    誰が「まとめサイト」を拡大させたのか? 日本のネットが“倫理”を欠く理由
    chanbara
    chanbara 2017/07/19
    価値判断はしない 公平 中立 特定のイデオロギーを持たない
  • デキる人は方眼ノートをなぜ「5分割」するのか

    問題分析のときにパソコンは使うな 私に「方眼ノート」の使い方を教えてくれたのは、外資系コンサルティングファーム出身の上司でした。転職してすぐ、A4サイズの方眼ノートを手渡され「パソコンは触るな。企画を立てたり、問題を分析したりするときは、まずこのノートの上で考えろ」と指示されたのです。 高橋政史(たかはし・まさふみ) クリエイティブマネジメント代表。1967年生まれ。のべ2万人に「ノートスキルの指導」を実施。導入企業は200社を超える。著書に『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(かんき出版)など多数。 また「パソコンはノートの上で整理された結果を最後に清書するためのツールにすぎない」とも言われました。パソコンは膨大な情報に優劣をつけたり組み立てたりするのには不向きです。紙の上で問題提起し、情報を整理してから結論までの流れを導き出すのが、最もスピーディなのです。その後、私はマッキンゼ

    デキる人は方眼ノートをなぜ「5分割」するのか
  • 「みっともなく生きる」これが富裕層への近道だ

    【第1~3回のまとめ】 富裕層がどうやって超富裕層になるのかを知ることで、「0」から富裕層を目指すときの安全な資産作りの一歩の踏み出し方がわかる。実は、年収1200万~年収3000万円の家庭には「高収入貧乏の谷 」があって、自ら転げ落ちる人が多く、富裕層の域に達することがなかなかできない。収入が高くなると消費(必要経費や無駄遣い)も増え、資産を大きくするための種銭に事欠いてしまうのだ。 複数の財布を持つ富裕層は、他人の領収書をかき集める 今回は、前回の記事(年収3000万でも“下っ端”! 物のお金持ちは「財布が4つ」http://president.jp/articles/-/16155)に対する読者の感想(要約)をはじめにご紹介したいと思います。 ▼読者の声 (35歳男性・会社経営) 〈「4つの財布」(富裕層になるには収入を得る方法を4つ以上持て)という考え方はまさにそうですよね。数年

    「みっともなく生きる」これが富裕層への近道だ
    chanbara
    chanbara 2016/01/20
    『出世街道とはいえない人や公務員の人」などのように、年収が上がることはあまり見込めないにしても、倹約をすると決めこんだ場合に、その節約が帰属集団や自分のアイデンティティに与える影響の比較的軽微な人』