2009年2月22日に,サービス開始からちょうど10年を迎えるNTTドコモの「iモード」。同サービスは,携帯電話向けコンテンツ(以下,携帯コンテンツ)プロバイダが有料コンテンツを展開する主戦場である。なぜなら,国内で最大の約4800万ユーザーを抱える同サービスには,ほとんどの携帯コンテンツ・プロバイダが最優先でコンテンツを投入するからである。 公式サイトの数を比べると,NTTドコモの約2万2000に対してKDDIが約8200,ソフトバンクモバイルが約6800となっている。実際にはKDDIやソフトバンクモバイルにコンテンツを提供するプロバイダの多くがNTTドコモにもコンテンツを供給している。つまり,iモードは国内の携帯コンテンツ市場の動向を見る上で象徴的な存在と言える。 そのiモード事業にちょっとした異変が生じている。市場の成長に鈍化の兆しが見えると同時に,公式サイト数が急増しているのだ(図
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