プロ野球楽天が今季限りで解任したブラウン監督の後任に阪神の星野仙一オーナー付シニアディレクター=SD=(63)の招聘(しょうへい)を目指していることが4日、分かった。楽天の三木谷浩史会長(45)が同日、大阪市内で阪神の坂井信也オーナー(62)と会談し、星野氏と交渉することへの承諾を求めた。 会談は約10分。三木谷会長からの「(星野SDを)動かしていただきたい」という申し出に坂井オーナーは「本人が決めることですから」と応え、楽天が阪神側へ筋を通した形となった。 野村克也氏が率いた昨季は2位となり、今季はブラウン政権下でステップアップするはずが、最下位に低迷。新監督の条件として、実績のある日本人監督を挙げた。ここで白羽の矢が立ったのが中日で2度、阪神で1度のリーグ優勝を経験した星野氏だった。「闘将」の異名を取る熱血采配(さいはい)は低迷するチームを活気づけるには最適と判断したようだ。 坂