岩手大会の決勝で力投する花巻東・大谷。15三振を奪いながら敗れたが、最速160キロの速球に注目が集まった=7月26日、岩手県営野球場(今野顕撮影)(写真:産経新聞) ■「大谷問題」の教訓 「メジャーは(高校へ)入学した時からの夢」「早い段階であっち(米国)へ行きたかった」−。10月25日のドラフト会議を目前にした21日、岩手・花巻東高の大谷は会見を開き米大リーグへの挑戦を表明した。 【フォト】 大谷に3つの不安 大刷新コーチ陣の経験不足と“持病” 高校生史上最速160キロをマークした豪腕で打者としても非凡な才能を持つ逸材。21日の段階で、ドジャース、レンジャーズ、レッドソックスのスカウトらと面会を済ませており、18歳の心は、大リーグに大きく傾いていた。リスク覚悟でドラフト1位指名した日本ハム入りが決まったが、もし高校生の1位指名選手が米国へ“流出”すれば初のケースとなり、日本のプロ野