「すし屋の注文」とは訳が違う、要求仕様書の書き方:上を目指すエンジニアのための要求エンジニアリング入門(4)(1/3 ページ) 上級技術者を目指すのであれば、要求エンジニアリングの習得は必須である。要求を明確化できれば、後工程の不具合が減少し、プロジェクトコストの削減や競争力強化につながるからだ。6回に渡って、要求エンジニアリングの基礎を解説する。 経済環境は依然として厳しい。換言すれば、供給量に見合った需要、つまり要求が限られている。「これは」という需要が欲しい。であれば、有効な需要につながる要求を生み出し、明確にしなければならない。 このような状況の中で、ソフトウェアビジネスに欠かせない要求仕様に取り組むことは極めて重要である。まさに、ビジネスに役立つ「真の要求」開発競争に突入しているといえよう。 要求仕様書は誰が書くべきか 第2回で、要求抽出のプロセスとして、顧客または社内からの不満
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