先日香港に行ったことはブログでも書きましたが、実はあの中に書いた「密命」がこれでした。昨秋からマイレージ消化で香港に行くことにしていた時に、ウェブの「講談社現代ビジネス」の方からお話をいただいたのです。その編集者さんも香港と香港映画をこよなく愛する方で、以前「レスリー・チャンの香港」(2008、平凡社)を読んで下さっていて、私にお話が来たのでした。返還から20年経って、香港の文化、社会、経済などがどう変わったのか、ということを書いてほしいというご依頼で、それで2月半ばに香港大学等で調べ物をしてきた、というわけです。写真も使っていただいて(映画祭の時のアンディ・ラウやルイス・クーの写真もアップされています)、キャッチーなタイトルも付けていただいて、下のような記事になりました。 講談社現代ビジネス:ルポ「香港返還から20年」 前編「平均寿命世界一に躍進した香港の秘策~至れり尽くせりのシニアケア
2017年3月18日(土)~20日(月・祝)の期間、東京タワーの正面玄関前広場で、「東京タワー台湾祭2017」が開催される。入場無料。 まるで台湾に訪れたような、本場の雰囲気、味、音楽を満喫 「東京タワー台湾祭2017」では、深い友好関係にある日本と台湾のさらなる交流を目的に、東京タワーに台湾の人気スポット「九フン」「夜市」をイメージとした“リアル台湾”を再現。小籠包や担仔麺、台湾麺線、葱油餅にタピオカミルクティーといった台湾屋台グルメや、台湾にゆかりのある歌手、パフォーマーを予定してのパフォーマンス、台湾の人気キャラクター「OPENちゃん」や「タイワンダー」と東京タワーの公式キャラ「ノッポン兄弟」の共演、台湾各地の観光情報の紹介など台湾の魅力を肌で感じる事ができる。 ステージに出演予定のアーティストは、一青妙、PiA、里地帰、こけぴよ、RAN、JPR、櫻井佑音、SHiON、高シ羚、呉婉真
タレンタイムーー1950年代のシンガポール・マラヤにおけるタレント発掘コンテストの社会史【無料・登録不要】日本マレーシア学会(JAMS)関東地区研究会 旅行・観光・地域情報 日本マレーシア学会(JAMS)関東地区研究会/日時:2017年3月22日(水)18時~20時/場所:立教大学池袋キャンパス本館1階1103教室/タイトル:タレンタイムーー1950年代のシンガポール・マラヤにおけるタレント発掘コンテストの社会史/山本 博之(京都大学東南アジア地域研究研究所)/コメント:西村 正男(関西学院大学社会学部) 日本マレーシア学会(JAMS)関東地区研究会のおしらせ 会員非会員を問わず来聴を歓迎致します。 日時:2017年3月22日(水)18時~20時 場所:立教大学池袋キャンパス本館1階1103教室 タイトル:タレンタイムーー1950年代のシンガポール・マラヤにおけるタレント発掘コンテストの社
より「生と死」を考えざるを得ない時代日本で2月下旬から上映されている台湾映画『百日告別』は、自らの半身と呼べる存在が、突然、目の前から消失してしまったら、私はどうなってしまうのだろうかということを問い掛ける映画である。この点についてはおそらく誰も異論はないところだろう。そして突き詰めるとわれわれは他者の死にどう向き合うかという問題であり、「死生観」という言葉に置き換えてもいい。 海外で比較的長く生活してきた経験上、身につまされて感じるのは、外国人の死生観をきちんと理解することほど難しいことはないということだ。それは普段の交際では決して見えてこない。結婚でもしないと触れることすら難しい領域なのである。日本とこんなに近くて親しいように思える台湾も、死生観については天と地ほど違うのではないかと思うことがしばしばある。 そんな台湾の死生観については、私たちの参考となる映画が本作以外にもこのところ相
1997年7月1日の、イギリス側から言うと「返還」、中国側から言うと「回帰」から、間もなく20年目を迎える香港。記念日には少し早いが、2月中旬に訪れたの香港の様子をまじえながら、この20年の変化を前後編に渡って振り返ってみたい。(※前編はこちら) 消えたテレビ局 前編に登場した、香港滞在が長い友人と話している時、ショッキングなニュースを聞いた。香港では長い間、地上波のテレビ局はTVB/無線電視とATV/亞洲電視の2つだったのだが、そのATVがとうとう放送を終了した、というのである。調べてみると、2016年4月2日で、前身のRTV/麗的電視が1957年に放送を始めて以来の、59年弱にわたる歴史を閉じていた。 今でこそ他の地上波テレビ局もできてきたが、TVBとATVという2局しかない時代が長く続き(公共放送のRTHK/香港電台もあるが、RTHKは独自のチャンネルを持たず、TVBとATVの枠を一
1997年7月1日の、イギリス側から言うと「返還」、中国側から言うと「回帰」から、間もなく20年目を迎える香港。記念日には少し早いが、2月中旬に訪れたの香港の様子をまじえながら、この20年の変化を前後編に渡って振り返ってみたい。 変貌する街と人 香港では毎年、政府の統計を掲載した年鑑が、中国語と英語とで出版されている。この年鑑の1997年版と2015年版(2016年版は未出版)を見比べてみると、香港の基本的な変化がよくわかる。主な基本データを対比してみよう。 まず、面積が増加しているのが目を引く。18年間で10.69㎢、つまり東京都武蔵野市より少し小さいぐらいの面積なので、日本の市1つ分ほどの土地が出現したことになる。 これは埋め立てによるもので、19世紀末から始まり、今に到るまで香港ではあらゆる海岸線で埋め立てが行なわれている。目下著しいのは、香港島と九龍半島に囲まれたビクトリア・.ハー
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