【読売新聞】デジライフ編集長 東一真 最近のデジライフ面で国立国会図書館の「 歴史的音源 」についての 記事 を書きました。1900年から1950年ころまでに生産されたSP盤レコードをデジタル化した音源5万点を、同図書館がインター
◇児童書原作 編集の毛さん明かす 和歌山電鉄貴志川線の三毛猫駅長「たま」の一生を描いた児童書を原作に実写映画を製作し、中国で公開する計画が進められている。在日中国人作家の毛丹青(マオタンチン)・神戸国際大教授の発案で、監督や出演者など詳細はこれから決めるという。 児童書は2016年出版の「ねこの駅長たま びんぼう電車をすくったねこ」(角川つばさ文庫)。小嶋光信社長が15年に死んだたまの気持ちを代弁して執筆し、累計発行部数は5万4000部。毛氏の企画、編集による中国語版が今年8月に出版され、上海でのブックフェアに出展したところ、映画化の打診が複数あったという。 映画化計画は21日、中国語版の発売に合わせて貴志駅(紀の川市)で開かれたサイン会で、毛氏が明らかにした。たま役の猫はオーディションなどで選び、出演者は日本人俳優を想定。日本語で撮影し、中国語による字幕、吹き替えを検討しているという。
1945年の神戸空襲の後、神戸市内のビルで避難生活を送っていた華僑の名簿などが見つかり、神戸華僑歴史博物館(神戸市中央区海岸通)で公開されている。食料配給を求める役所への申請書も残されており、専門家は「戦時中の神戸華僑の記録はほとんどない。当時の状況を伝える貴重な資料」としている。(道津保) 発見したのは同市中央区の宝飾店経営、呉富美さん(76)。75年に71歳で亡くなった父、呉振東さんの残した資料の整理中に見つけ、同博物館に寄贈した。 資料は▽終戦直前に同市中央区江戸町の江戸ビル(当時)に身を寄せていた73世帯213人の住所、名前、年齢などを記載した「華僑 罹災 ( りさい ) 者集成名簿」(1945年7月18日作成)▽配給を希望する世帯の氏名などを記した「華僑罹災者米穀配給申請書」(8月2日付)▽当時の中華民国駐日本大使館(南京政権)に被災者の状況などを報告するための「罹災僑民調査票」
「小説の舞台の空間として、僕は今の日本にあまり魅力を感じない。だから何か魅力のある場所や空間を探すことが大切になると思う」(自宅の書庫で)=高橋美帆撮影 戦争の影が差す「魔都」上海を舞台にした小説『名誉と恍惚(こうこつ)』(新潮社)を、作家の松浦寿輝さん(63)が出版した。日中の近代史を背景に、暴力、性愛、文化など様々な要素が詰まった原稿用紙1300枚の壮大な長編だ。 1937年9月。小雨が降る中、中国・上海の外国人居留区である共同租界で働く警官の芹沢が、橋を渡ってある男に会いにゆく場面から物語は始まる。男は陸軍参謀本部の少佐で、街のギャング青幇(チンパン)の頭目との面会の仲介を依頼する。 盧溝橋事件により日中戦争が始まり、街の栄光は陰りが見え始めていた――。 「日中戦争が起きた昭和12年(1937年)から、日米が開戦する16年までの上海は、一種の奇妙な無重力空間。街の外では戦闘が続くのに
戦前・戦中に女優や歌手として一世を 風靡 ( ふうび ) した 李香蘭 ( りこうらん ) (山口淑子さん、1920~2014年)が、東本願寺(京都市下京区)で日中の歌曲を独唱する様子を撮影したフィルムが見つかった。当時の東本願寺法主(門首)、大谷 光暢 ( こうちょう ) 氏(故人)が映画愛好家で、1940年前後に撮影されたとみられる。商業映画以外に李香蘭の映像が見つかるのは珍しいという。 6分間のモノクロ映像で、光暢氏の四男で本願寺(京都市右京区)の法主、大谷光道さん(72)が保管。李香蘭は洋服、帽子姿で、東本願寺に隣接する大谷家の洋館前や庭とみられる場所で、「荒城の月」と中国の「何日君再来」を歌っている。 光暢氏は当時としては貴重な35ミリフィルムのカメラを所有しており、大正時代に私的な映画制作グループ「 真美会 ( しんび ) 」を結成。外出先や自邸で家族らを撮影した映像も残してお
イメージと戦後処理から 謎めいた指導者像に迫る 中華人民共和国建国の功労者、毛沢東。文化大革命で神格化され、中国共産党が多くの一次史料を独占的に管理しているため、その人物像についてはいまだに不明な点が多い。このような中で、果敢に実像に迫る著作が相次いで出版された。 一冊目は、毛沢東の初期イメージを解明した石川禎浩氏の研究書。1920~30年代の中国共産党は、国民党政権から弾圧されていた時期が長く、指導者たちの人物像は謎のベールに包まれていた。そのため、各国の政府、ジャーナリストやコミンテルンは、その実態を必死に探っていた。本書は、毛沢東に関する情報が誰に、どのようにして把握、報道され、彼のイメージがどのように形成されていったのかを、多数の写真とともに検討している。大変読みやすく、中国共産党史の入門書としても好適である。 毛沢東への直接取材に基づいて刊行され、世界的なベストセラーとなったルポ
◇引き揚げ後の葛藤描く 戦前、日本統治下の台湾で生まれ育ち、終戦後に日本へ引き揚げた「 湾生 ( わんせい ) 」たちを描いた台湾のドキュメンタリー映画「湾生 回家 ( かいか ) 」が、橿原市で上映されている。奈良市在住の松本 洽盛 ( こうせい ) さん(79)も湾生の一人として出演。忘れがたい「故郷」に思いをはせ、「日台の歴史を知り、絆をさらに強めるきっかけになれば」と期待を込める。(西田大智) 黄銘正 ( ホァンミンチェン ) 監督作品。戦後70年の節目となる昨年、台湾で公開され、日本統治時代を知らない若者を中心に口コミで評判が広がり、16万人以上を動員。ドキュメンタリー映画としては異例のヒットを記録した。 タイトルにある「回家」とは、「故郷に帰る」という意味。松本さんら6人の湾生に焦点を合わせ、台湾で幼なじみと再会して涙する姿のほか、日本で「異邦人」として暮らすことへの悩み、日本
日本のアニメをインターネット上に流出させたとして、京都府警は28日、中国籍の会社員(30)(横浜市南区)、大学生(20)(東京都台東区)両容疑者を著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕した。 アニメには中国語の字幕がついており、府警は、中国語の字幕をつけてネット上に違法配信する「字幕組」と名乗るグループのメンバーとみて、実態解明を進める。 発表では、2人は7~8月、それぞれ仲間と共謀し、ファイル共有ソフトを使って、アニメ「アルスラーン戦記 風塵乱舞 ( ふうじんらんぶ ) 」などの動画をインターネット上で不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。動画はテレビで放映された数時間後にはネット上に流されていた。
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