CDも苦戦しているのに、なぜ中目黒のカセットテープ店は好調なのか:水曜インタビュー劇場(逆行公演)(1/6 ページ) カセットテープで音楽を聞いていますか? このように聞かれても、多くの人が「中学生のころは聞いていたけれど、今はプレーヤーすらないよ」「カセットテープ? 聞いたことがないなあ」と答えるのでは。 CDの売り上げが減少しているなかで、カセットテープ専門店があるのをご存じだろうか。店名は「waltz(ワルツ)」。中目黒駅から徒歩10分くらいのところにあって、店内をのぞくと、新品と中古のカセットテープが5000本ほど並んでいる。このほかにも、レコード、ラジカセ、雑誌のバックナンバーなども見ることができるので、音楽大好き人間にとってはたまらないスペースになっているのだろう。 それにしても、である。ネットで音楽を聴くことができる時代なのに、わざわざ店に足を運んで、カセットテープを購入する
重い鉄の扉を横に引き開けると、そこには異空間が広がっていた。整然と並ぶ圧倒的な数のカセットテープ。壁際には磨き上げられたカセットテープレコーダー。そして未体験の厚みを持つ音が、聞いたことのない丸みをも帯びつつ、近くなり遠くなりして鼓膜を撼わす。 東京、中目黒。昼間は保育士が保育園児たちを遊ばせる公園のすぐ先に、その店はある。おそらくは「世界唯一のカセットテープ専門店ではないか」といわれる「waltz」。音楽業界の錚々たるビッグネームたちも足繁く通う場所で、2010年代に入ってからカセットカルチャーが復活していく上でのキープレーヤーにもなった場所だ。世界でカセットテープを作ったり売ったりしている中で、ここを知らない者はおそらくいない。 「waltz」の神話は2017年12月、ハイブランド「グッチ」から「グッチプレイス」に選ばれたことでも決定づけられた。店を偶然訪れた、グッチの現デザイナーアレ
空き家ゲートウェイ|YADOKARI×カリアゲJAPAN 日本中の「100均空き家物件」を網羅し、活用方法を創造するプラットフォーム
悩みを抱える社会人を救うために、「マイナビ転職」が本気で取り組む若手応援プロジェクト「みつキャリ」のチャットで参加できるLIVE配信型WEBセミナー。2019年5月22日、「モテクリエイター ゆうこす」こと、菅本裕子氏が特別講師として参加しました。ユーザーからの質問に、ゆうこすは真摯に回答。ワクワクできる仕事を見つけるコツとマインドセットをレクチャーしました。 「作業にかかった時間」を計るべし 村山千代氏(以下、村山):どんどん時間が迫ってきたので、次にいかせてもらいます。今度は「仕事とプライベートの両立術」を教えてもらいたいと思います。忙しい中でどうやって分けているんでしょうか。 「作業にかかった時間を計る」。 ゆうこす:これは私、キモいぐらい測っていますね(笑)。というのも、もともとずっと「仕事が遅い」とか、学校の宿題とかもいろいろ言われてました。私も「遅いのかな」とは思っていたんです
電通のクリエイティブ横串組織「Future Creative Center(FCC)」は、広告の枠を超えて、未来づくりの領域をクリエイティビティでサポートする集団。この連載では、「Future×クリエイティビティ」をテーマに、実際の取り組みを紹介します。 電通は、2018年の「電通インターンシップ」を東京本社、関西支社、名古屋支社で実施。参加した学生たちは、第一線で活躍する電通のクリエータ―やプランナーによる講義や演習を通して、人の心を動かすアイデア発想法を広く学びました。 本記事は、クリエーティブソリューション・ディレクターの小布施典孝が、アイデア力を身に付けるためのスキーム「企画身体学」を紹介します。 企画を考えることはスポーツに似ている 僕は、アイデア力を身に付けるためのスキームを「企画身体学」としてまとめていて、若いクリエーターに講義をする機会も頂いています。なので、ここではその内
「また一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる人になるには、どうすればいいのか。経営コンサルタントの三坂健氏は、「周囲に好まれるタイプのビジネスパーソンには『旗揚げ力』『本音ブッコミ力』『人を動かせる力』という3つの共通点がある」と説く――。 人や情報が集まる「旗揚げ力」 コンサルタントとして、企業に勤める人材と多く接していて思うのは、どんな時代であれ、最後は「気持ちよく働ける人」が最強だ、ということである。一流、トップといわれるビジネスパーソンの多くはこの特性をもっている。本稿では、周囲が「あの人との仕事は良い。また一緒に働きたい」と感じる人の特徴を3つ紹介する。3つの特徴は、そのまま私たちの仕事に応用可能なスキルとなる。 「あの人と一緒に働きたい」と思う人の特徴その1は、「旗揚げ力」だ。このスキルをもつ人は、味方と情報を集めることができ、ゆえにプロジェクトの成功確率が高い。 これまでの仕事
ドローン、エアモビリティーが価値ある未来を手繰り寄せると期待される中、世界規模のコンテストで善戦中の「テトラ」に注がれる視線が熱い。テトラとは何か、チームのの取り組みとはどんなものか。その実態について、テトラに詳しいアイ・ロボティクスの斎藤和紀CFOに原稿としてまとめてもらった。以下、そのまま紹介する。(村山繁) ボーイングのコンテストへ切り込む侍集団テトラの創業メンバー。左から2人目が中井佑氏 ボーイングがメインスポンサーを務めるGoFlyというコンテストがあることをご存じだろうか。2020年の春までに、軽自動車サイズの空飛ぶクルマ(有人エア・モビリティ)を30km以上飛行させ、そのスピードやデザイン、静粛性などを競うコンテストであり、賞金総額は日本円で2億円を超える。 実は、このコンテストには日本からも東大発の「テトラ」が参戦している。設計を競う第一フェーズで世界トップ10入りを果たし
仕事で退屈せず、どこまでも成長していく人のほとんどは、側からみれば「何がそんなに楽しいの」と聞きたくなるくらい、いつも夢中だったり、幸せそうだったりするものです。 そしてそういう人は、たとえ与えられた仕事でも、すぐに覚えられそうな単純作業でも、その中に自分なりの意義や美学を見出していくことに非常に長けています。 自分の仕事を自ら設計し、仕事に対する意識や気持ちを変えていくことを「ジョブクラフティング」といいます。それには、以下の3つの方法があるとされており、前回の記事では「3. 仕事の内容に手を加えてみる」についてご紹介しました。 1. 社会的交流の質や量(範囲)を見直す 2. 仕事の意義を拡げる(目的を大きな範囲から見直す) 3. 仕事の内容に手を加えてみる この記事では、そのほかの2つのポイントについて、具体的にご説明します。 1. 社会的交流の質や量(範囲)を見直す そもそも人は、本
ヤフー小澤氏とインターネットの20年 岩瀬大輔氏(以下、岩瀬):次に、小澤さんです。みなさんご存知な方とそうじゃない方がいらっしゃると思うんですけど、「ベンチャー界の兄貴」と呼ばれていまして、彼が投資して応援している会社がたくさん大成功しています。 もともとご自身が起業家で、楽天に会社を売却したところから始まっているんですが、小澤さん、なにかおもしろい話をしてください(笑)。 小澤隆生氏(以下、小澤):一応私、佐藤(航陽)さんの学部の先輩ということがわかりましたね。早稲田の法学部に入って、在学中にIT、インターネットテクノロジーに出会ってかれこれ20年です。みなさんの年齢ぐらいITをやっているんです。 もともとは法学部で、やっぱり秋葉原に行って、パソコン買ってきたらぜんぜんわかんなくって……まあ、そういうスタートです(笑)。 テクノロジーが好きで入った世界じゃないですね。「この技術を使うと
5年間ヒトヤスミしていたのに、なぜ「一休」は再成長したのか:水曜インタビュー劇場(45%増公演)(1/6 ページ) 10年ほど前の話になる。宿泊施設の予約サイトを運営する「一休」が、メディアによく登場していた。テレビCMを放映したり、社員が情報番組に出演したり、社名がプリントされたTシャツを着て、バラエティ番組で輪投げをしたり。 しかし、である。その後、メディアにパッタリ出なくなったのである。何が起きていたのか。 一休は2005年にマザーズに上場して、2年後の07年に東証一部に上場。破竹の勢いで業績を伸ばしていたのにもかかわらず、07~11年にかけて取扱高が伸び悩んでいたのである。「なぜ売り上げが伸びないのか」「会社の戦略が悪いのか」などと疑問を感じるようになり、一人でも多くの人に自分たちのことを知ってもらうために、“メディアに出まくり作戦”を実行していたのだ。 だが、その作戦は失敗に終わ
2016/3/22 2004年に突如巻き起こったプロ野球再編問題は、東北楽天ゴールデンイーグルスという新球団を生み出した。同年11月に新規参入が承認されると、2005年シーズンから参戦する急ピッチぶりだったが、参入初年度からパ・リーグ6球団で唯一の黒字を計上。参戦9年目の2013年シーズンには、初の日本一も達成した。 半世紀ぶりに生まれた新球団は、いかにして奇跡の成長を遂げたのか──。発足時の楽天イーグルスにおける取締役事業本部長であり、現在はヤフー執行役員でショッピングカンパニー長を務める小澤隆生氏が、球団発足から黒字経営に至る舞台裏を明かした。(全4回) 小澤隆生(おざわ・たかお) 1972年生まれ。千葉県出身。1995年に早稲田大学法学部卒業後、CSKに入社。1999年にビズシークを設立し、2003年に楽天に売却してグループ入り。楽天では執行役員を務め、楽天イーグルスの取締役事業本部
ドローンに空飛ぶホバーバイク、AI、そしてブロックチェーン……最先端の技術への興味があれば、思わずわくわくしてしまう言葉たち。 だが最新の技術だからこそ、既存の企業では開発に及び腰になってしまう。かといって自分でやろうとしてもリスクがある。最先端の技術に携わりたいと思いつつも、いつしか夢物語になっていることがあるのではないだろうか。 だが、そんな冒頭で述べた最先端技術をすべてビジネスとして行い、利益を上げ続けている会社がある。株式会社A.L.I.Technologies(以下、ALI)だ。 なぜ次世代の技術をすぐに事業化し、たった1~2年で利益を上げることができているのか。その理由や背景にある考えを、代表取締役CEO兼CTOである小松周平氏に伺った。 ■小松周平(こまつ・しゅうへい)― 株式会社A.L.I.Technologies 代表取締役CEO兼CTO東京大学大学院先端エネルギー工学専
「百獣の王」を名乗り、「動物の倒し方」で人気者になったタレント、武井壮。陸上十種競技の元日本チャンピオンであり、世界マスターズ陸上で世界一に輝いた一流アスリートでもある彼は、スポーツの経験から編み出した独自の成功理論で、多くの人を惹きつけている。 39歳で芸能界に転身して以来、どんなに忙しくても、毎日1時間のフィジカルトレーニングを欠かさず、さらに知識を増やすための調べものに1時間、新しい技術の習得にもう1時間と、計3時間を自分磨きに費やす生活を7年も続けてきた。おまけに睡眠時間はたった45分で、『ソクラテスの弁明』が愛読書――。 まるで都市伝説のようにストイックで、誰にも真似できない生き方に思えるが、本人は「自分にはスペシャリティがない」と語る。そんな彼がたどり着いた、専門家でなくても選ばれる特別な人になる方法「スーパーゼネラリスト戦略」について聞いた。 スペシャリストにならなくても勝て
KOMUGIの「相談する」コーナーには、毎日のように、さまざまなプロダクト(サービス・製品・企画)が持ち込まれます。新規開発の案件が多くほとんど記事には書けないのですが、とても勉強になっています。「耳学問(他人から聞きかじった知識)」をモットーにする私にとっては大変にありがたいことです。 そのなかで、もっとも多いのが「メディアビジネス」のご相談です。私自身がメディア業界に所属しているからなのでしょうか。「どうしたらメディアやコンテンツを収益化(マネタイズ)できるか?」と聞かれます。 メディアビジネスの収益源は基本的に2つしかありません。読者や視聴者から直接的におカネをいただく「購読料」と、商品を宣伝したい広告主から間接的におカネをいただく「広告」です。 電波メディアの延長である「動画メディア」と、紙メディアの延長でありテキストと写真/図版が主体の「Webメディア」では、メディアビジネスの性
今回のしば談では、cakes・noteを提供する株式会社ピースオブケイクのCEO加藤貞顕さん、CXO深津貴之さんのお二人とお話させていただきました。 note.com, note.jpのドメイン取得したというニュースを見て、インタビュー相手を募集していたので、立候補してみたものです。 それでは、note.comとnote.jp取得の経緯を詳しくご覧ください。 「noteは稼げる」を言わないようにするシバタ: 今日はお忙しい中ありがとうございます。最近のnoteすごい伸びてますよね。いろいろなところでお話されていると思うのですが、会社の中はどんな具合なのか、どんなことを考えているのかを改めて教えてください。 深津貴之さん(以下、敬称略): 地道に頑張っていますという感じです。 シバタ: ブログとか何かを書きたいというときに、ほぼ100%noteで始めているようにも見えるんですよね。昔からいろ
これは僕が育てるべき何人かの「経営者の卵」たちに充てたエントリーだ。 直接メールするよりも、公開エントリーにしたほうが、ブクマのコメントなどで多面的に物事を見られて良いと思う。 さて、僕はいくつかの会社の経営者を育てるという仕事もしている。 そんなことをするなんておこがましい気もするが、なんとかかんとか、自分自身でも10年くらいは会社を経営して来た。 そのなかで心がけていることは、仕事をしないようにしよう、ということだ。 経営者の最大の目標は引退である。 労働者から出発し、経営者となり、最後は引退して資本家になる。 引退する、とは、後継者を育てるということだ。 自分自身がそこにいなくても自分が居るのと同じかそれ以上の効率で仕事がまわるのが理想であり、そういう仕組みを作ったらその仕事から引退する。 もちろん経営者になるような人間はただ引退して余生を暮らすようなことはしない。 また別の仕事を見
ニッチな領域に勝機あり!人生をメールサーバに捧げたエンジニアの生存戦略 京都発の技術が東京、どころか世界に羽ばたいています。メールという一見レガシーにも感じられるジャンルで存在感を発揮する、京都のエンジニアの生き方から、技術者としての生存戦略が見えました。 「電子メールのエンジニアになる」——その一言にどのような印象を持つでしょうか。いまさら? もはやロストテクノロジーじゃないの? しかし、Webサイトやサービスの登録に必要なのは、いまだにメールアドレスです。メールはレガシーと思われつつも、なくてはならない仕組みのひとつ。そのメールにこだわり、「自分のエンジニアキャリアにおいてメールは“人生”」と言い切るエンジニアが、京都にいます。キュービックルートでSisimaiを開発した東邦之(あずま・くにゆき/@azumakuniyuki)さんです。 東さんはモダンな手法、モダンな人とのつながり方で
個人開発の高校野球ゲームが収益1,290万円超えるまでにやった3つのこと。引退かけたアプリ開発者が語る「課金収益10倍」ドラフト課金の思わぬ効果。 名古屋で野球ゲームをつくっている個人開発者を取材しました。「個人開発者特集2018」の第三回です。 ※furuApplications 古田 悠さん 月100万円いかなければ「アプリ開発者をやめる」 簡単に自己紹介をお願いできますか? 名古屋で活動している個人アプリ開発者です。いまは野球シミュレーションゲーム(シリーズ3作品)を主につくって生活しています。 独立して1〜2年は、貯金を食いつぶしながら生活してたのですが、シリーズ2作目の野球ゲームで、月に30万円はなんとか稼げるようになって。 そこでようやく、アプリで生活できるようになりました。 それはそれでスゴイですよね。 ただ、厳しい状況から脱したものの、結婚していて子供もいたので、正直なとこ
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