日を重ねるごとに寒さも増す今日この頃。 こんなとき、欲しくなるのは、カラダの芯からポカポカしてくる、温かい食べ物や飲み物ですよね。 カラダを温める作用を持つということで、ご存知の方も多い「ショウガ」について、今回はお話しします。 古い歴史を持つ、ショウガ ショウガは、熱帯アジアが原産の植物ですが、古くから世界中の様々な地域で利用されてきました。 インドや中国では、紀元前500年ごろから栽培や利用の記録が残っています。 インドには「サルにショウガ」ということわざがあるのですが、これは日本でいう「豚に真珠」と同じ意味の言葉で、価値を理解できないものに与えても、役に立たないという意味で使用されているとか。 中国では「ショウガは百邪を防御する」といわれるほどで、漢方薬の半数以上にショウガ(生姜・乾姜)が配合されています。 ヨーロッパにも紀元1世紀ごろには伝わり、スパイスや医薬品として利用されていた