第29回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会_20210126において、大変衝撃的なデータが紹介されました。 7:30~の長崎大学森内先生からのお話です。 森内先生の資料はこちらから。 最初にはっきり申し上げておきますが、これから述べることは森内先生の論旨とは全く関係ありません。 単にその中で紹介されたデータを使った、いしい独自の見解です。 衝撃的と言うのは、10:00〜触れられる小児のICU入室数のデータです。 資料の9枚目を見て、 「小児ICU入室 は51例、昨年夏の第5波で多く登録され、10月下旬以降は鎮まり、1月に入って再び報告されてきました」 とおっしゃっています。 これはつまり、小児の重症患者が出たのは、一般接種が進んだ昨年7月から10月前半と、3回目接種が本格化した今年1月に限られることを意味します。 この資料を見て、違和感を感じる方はどれくらいいるでしょうか? ほんの十数
バングラディシュのRCTで初めて「マスク有効」と言ってるけど? これまでご紹介した通り、マスクの有効性を調べた質の高い臨床研究ではマスクの効果は尽く否定されてきました。 ところがイェール大学の研究グループがバングラディシュの600の村で行った「ランダム化試験」と名乗る試験で「有意差」が出たと発表、長らくプレプリントのままでしたが、12月2日にようやく『Science』に掲載されました。(『Science』の名が廃りますね) 「マスク着用と身体的距離を推奨された村では、推奨されなかった村に比べて症状と血清SARS-CoV-2 IgG陽性が13.3~42.3%減った」というのです。 本当は有意差がなかった この研究は掲載日と同じ12月2日に疑義がつきました。 (バングラディシュマスク試験におけるサンプリングの偏りに関する注釈) データを再解析したところ、実はマスク・距離群とコントロール群の感染
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界で新型コロナウイルスの感染に伴う死者数が累計500万人を超えました。5,000万人以上が死亡した1918~1919年のスペイン風邪の10分の1に達しています。 季節性インフルエンザなどと比べてなお死亡リスクは高いものの、先進国を中心にワクチン効果が浸透し、致死率はピークの3分の1以下に低下しています。ワクチン接種の進んだ先進国では死者数が減少する一方、接種率の低いロシアや中東欧では、感染の再拡大で死者数が過去最悪水準に達し、脅威はなおくすぶっています。 もっとも、ワクチンの効果は万能ではなく、接種しても感染するブレイクスルー感染のリスクは今後もくすぶっています。より重要なのは感染後に症状を重症化せず、致死率をいかに下げるかにかかっています。世界の累計死者数を累計感染者数で割った致死率は直近で2%程度と、ピークだった2020年春ごろの3分の1以下
新型コロナウイルスの国内の研究者が集まり、成果を報告するシンポジウムが3日、オンラインで始まった。医療関連の研究費を助成する機関、日本医療研究開発機構(AMED)が主催しており、インドで確認された変異型などに対するワクチンの効果や免疫の働き方などについての報告があった。東京大学特任教授兼国立国際医療研究センター国際ウイルス感染症研究センター長の河岡義裕氏は、変異ウイルスへの免疫の影響を報告した
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く