米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界で新型コロナウイルスの感染に伴う死者数が累計500万人を超えました。5,000万人以上が死亡した1918~1919年のスペイン風邪の10分の1に達しています。 季節性インフルエンザなどと比べてなお死亡リスクは高いものの、先進国を中心にワクチン効果が浸透し、致死率はピークの3分の1以下に低下しています。ワクチン接種の進んだ先進国では死者数が減少する一方、接種率の低いロシアや中東欧では、感染の再拡大で死者数が過去最悪水準に達し、脅威はなおくすぶっています。 もっとも、ワクチンの効果は万能ではなく、接種しても感染するブレイクスルー感染のリスクは今後もくすぶっています。より重要なのは感染後に症状を重症化せず、致死率をいかに下げるかにかかっています。世界の累計死者数を累計感染者数で割った致死率は直近で2%程度と、ピークだった2020年春ごろの3分の1以下
「今こそ行動を起こすべきだ」――。ラッシュの共同創設者マーク・コンスタンティン氏はこう強調し、世界48カ国で展開する自社のSNSアカウントを一斉停止することを決めた。 同社は原材料を調達する際に、環境配慮や人権への対応、動物実験の有無などを調べ、社会や環境に害のない倫理的な商品づくりにこだわってきた。 こうした考えで経営してきたので、マーク・コンスタンティン氏にとって、SNSの負の影響を見過ごすことはできなかった。 「SNS利用時に私たちが危険にさらされているという証拠が数多く明らかになっている。私は自分のお客様をこのような環境にさらしたくない」と語る。 フェイスブックは10月28日にMeta(メタ)社に社名変更しリブランディングを図るが、その一カ月ほど前の10月上旬に同社でフェイクニュースなどの対応を担当していた元社員フランシス・ホーゲン氏が実名で大量の資料を内部告発した。米WSJ誌など
岸田文雄政権下で「外国人労働者拡大の動き」が急浮上した。外国人の在留資格「特定技能」のうち、長期在留や家族の帯同が可能な「2号」について、受け入れ拡大を検討しているというのだ。日経新聞は、人材不足が深刻な業種14分野すべてで「在留期限をなくす方向で調整している」と報じた。欧州諸国では、労働力不足解消のため大量の移民を受け入れたところ、「国のかたち」が大きく変わり、さまざまな社会問題を引き起こしている。この件は、自民党総裁選でも、衆院選でも大きな争点とはなっていないが、岸田首相は「大移民政策」にかじを切るのか。 ◇ 「これは、事実上の『移民解禁』ではないのか。日本社会に甚大な影響を与えかねないため、十分な議論なく、なし崩し的に拡大すべきではない。共生社会のための施策を整えないで踏み切れば、文化的な摩擦は起こってしまい、あらゆるトラブルが増える可能性も否定できない。新型コロナの影響もあり、国内
まだまだシーズン本番とは言えない季節ですが、それにしてもゼロ行進です。 例年なら少しずつ出てくるくらいの時期なんですけどね。 全国統計がこちら。 出典↓ あのゼロ行進だった去年でも少しは発生していたインフルエンザが、今年は本当にずーーっとゼロなんです。 この感じで行くと、 今年もゼロ行進が続くのでは…? なんて思えてきます(あくまでも統計を見ての予想で、根拠は薄いです)。 では、なんでインフルエンザがこんなにゼロなのか? 一応2つの説が有力のようです。 1つは ・みんなが手洗いとか消毒とかの感染対策を徹底したのでそれで抑えられた? という説。 2つ目が ・新型コロナウイルスが国中に蔓延していて、「ウイルス干渉(ウイルス同士の縄張り争い)」でインフルが負けていたのでは? という説です。 たしかに手洗いや消毒など、国民みんなで頑張りましたよね。 なので、それで感染が減った! …と思いたいのはや
原油価格の高騰を受けて政府は、国が備蓄する石油の放出へ向けて具体的な検討に入りました。実際に放出されれば、史上初です。 ■バイデン政権が、かねてから要請 岸田文雄総理大臣:「(Q.バイデン政権が日本に石油の備蓄放出を要請。総理の受け止めは?)日米あるいは関係国との協調を前提としながら、法的に何ができるか、検討を進めている。各国の状況、我が国として何ができるか、しっかり検討した上で、結論を出したい」 石油備蓄の放出は、かねてからアメリカのバイデン政権が、日本に要請していたものです。 国が備蓄している石油の一部を売却することによって、一時的に供給量を増やし、ガソリンをはじめとする、石油製品の価格上昇を抑えるのが狙いです。 ■鹿児島の離島で実質“200円超”に 全国的にガソリン価格の高騰が続くなか、特に厳しい冬になりそうなのが、南国九州の鹿児島と長崎です。 石油情報センターが17日に発表した、レ
PCR法による診断結果を確認する矢追雄一教諭(右端)と生徒たち=焼津市の焼津中央高校で2021年10月21日午前11時8分、深野麟之介撮影 新型コロナウイルス感染拡大以降、すっかりなじみの言葉となったPCR(遺伝子)検査。「感染の有無を調べるための検査」と誤解する人は意外と多いかもしれない。静岡県立焼津中央高校(焼津市)が正確に意味を理解することを通じて科学を身近に感じてもらおうと、PCR法を用いて自分の遺伝子を診断するユニークな授業を行った。【深野麟之介】 そもそもPCR法とは、DNAから特定の遺伝子を取り出して増幅させる手法のことで、「遺伝子増幅法」とも呼ばれる。医療現場から考古学、犯罪捜査にいたるまで幅広い分野で利用される。PCR検査が新型コロナ感染症の診断に用いられるのは新型コロナウイルスが持つ遺伝子をPCR法によって増幅させるためで、結果的に感染の有無が判断できるようになる。「P
コロナとの闘いの期間が延びれば延びるほど、“ニュー・ノーマル”な暮らしも続いていく。だが、徹底した感染対策を取っていれば、絶対の安心を得られるわけではない。むしろ、その対策によって、新たな恐怖が音もなく私たちの体に忍び寄っている。 「急に冷え込んだせいか、風邪をひいてしまって。はじめのうちはちょっとだるい程度だったんですが、徐々に熱も上がり、強烈な頭痛に咳も止まらなくなって……。コロナかもしれないと思って検査を受けたんですが、結果は陰性でした」(A子さん・50代女性) つらい症状は2週間以上続いた。それでもくだされた診断は「風邪」だった。 こんな「重症化する風邪」が外国で大流行し、ついに日本にも上陸し始めている。しかも、コロナ対策を徹底してきた人ほど重症化リスクが高いというのだ。 遠く海の向こうのイギリスでは、いち早くワクチンの接種をスタートし、2回接種者が多くを占めるようになった7月、コ
なぜきちんと手を洗っているのに、風邪をひいてしまうのか。その理由が「熱心に手を洗っていたから」とすれば、どう思われるでしょうか。75歳の医師・藤田紘一郎さんは、ほとんど石けんを使わず、水だけで手を洗います。でも手はスベスベで、風邪もめったにひきません。その理由とは――。(第1回) ※本稿は、『手を洗いすぎてはいけない』(光文社新書)の第1章「手を洗いすぎる人は、なぜ体が弱いのか?」を再編集したものです。 手洗いで風邪は予防できるか 春から夏は食中毒予防、秋から冬は風邪予防。 今や日本は、一年中感染症の予防に熱心な国になりました。そうしなければ命を落としかねないほど、私たちの国は不潔で危険な環境にあるのでしょうか。 いいえ、そうではありません。細菌やウイルス、寄生虫など目に見えないほど小さな微生物の存在におびえて、清潔に熱心になりすぎているのが、現代の日本です。 そのことは、手洗いのしかたを
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