ペット市場の拡大要因の1つが、犬や猫の体調をITで把握する取り組みの広がりだ。ペットの体調不良の把握にテクノロジー活用する「ペットテック」が急速に進歩している。 ペットの病気に早期に気づくことは難しい。日本大学の枝村一弥生物資源科学部獣医学科獣医外科学研究室准教授は「犬や猫は人の言葉で話せないので体調不良を伝えられない。特に痛みの兆候がわからないことがある」と説明する。 犬や猫を飼っている人にとってペットは立派な家族の一員。当然、長く健康な生活を送ってもらいたい。そんな思いから生まれたIoT(インターネット・オブ・シングズ)機器がある。それが日本動物高度医療センターが開発した動物用の活動量計「Plus Cycle(プラスサイクル)」だ。