全米各地で新型コロナウイルスのワクチン接種が急速に進んでいる。米疾病対策センター(CDC)によると、28日(同29日)の時点で接種を終えたのは人口の約3割で、少なくとも1回接種した人は4割を上回るという。 大リーグ界にもその波は達している。マンフレッド・コミッショナーは27日(同28日)、選手、球団スタッフのうち約70%が新型コロナウイルスのワクチンを最低でも1度は接種したと公表した。大リーグは85%以上がワクチンを接種したチームに対し、感染防止規定を緩和しており、米メディアによるとヤンキース、ホワイトソックス、カージナルス、タイガース、アストロズなどがすでにほぼ完了しているという。 ワクチン接種の進展に伴い各球場では観客動員数の引き上げや規制緩和も進み始めた。ドジャースタジアムでは24日(同25日)ワクチン接種者のみのセクションを試験的に設置。マスク着用は義務付けられるが、観客同士が社会