アイリーン・エブラン(35)が3年前、パンデミックの真っ只中で結婚したとき、夫の姓に変えるのはごく自然なことのように感じられた。 彼女の母親は「夫婦別姓」が原則の中国出身で、結婚後もずっと元の姓を名乗ってきた。しかし、アイリーンは夫や子供と同じ姓になるほうがいいと考えた。それは夫にとって重要なことであり、彼女自身も、自分の名前と新たな姓の組み合わせが気に入ったのだという。 「伝統的な影響が根強くあるのかもしれませんが、とてもシンプルでわかりやすいと感じました」 結婚後、妻が夫の姓に変えるという伝統は、いまの米国でも強く残っている。ピュー・リサーチ・センターの最新の調査によると、米国で異性婚をしている女性のうち、79%が夫の姓に変更したという。 調査によると、自分の姓を維持した女性は14%で、若い層に最も多かった。18歳から34歳までの女性のうち、4分の1が引き続き自分の姓を名乗っていた。妻
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