2500グラム未満で生まれた低体重出生児は、成人期に2型糖尿病になるリスクが高くなる。このような、胎児期の環境が生まれた子の生活習慣病のリスクに影響するという説が近年有力視され、DOHaD仮説や生活習慣病胎児期発症起源説などと呼ばれている。 愛媛大学が主導する共同研究チーム(東京大学、琉球大学)は、妊娠中のマグネシウム摂取が、生まれた子の多動問題(落ち着きのなさ)に予防的であることを示す研究成果を発表した。また同様に、妊娠中の大豆摂取は、多動問題と仲間(対人)関係問題に予防的であることが明らかとなったと発表した。それぞれ海外の学術誌の電子版に公表されている。 「妊娠中の栄養と生まれた子の健康問題については、現在、世界中で研究が進められているところです。胎児は胎盤を通じて妊婦さんと一心同体ですので、予防医学の観点で、とても重要な課題と考えます」 そう話すのは、愛媛大学大学院九州・沖縄地方で妊
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