どのくらい前だか忘れたけれど多分1年か2年前に、twitterで「火傷をしたら温めるという民間療法がある」というのを読んだ。一般的に火傷をしたら流水で冷やせ、というのが常識なので衝撃的だった。 「火傷をしたらアロエを貼る」という民間療法もあって、これは知っていた。というか実際子どもの頃に貼られた。が、これのそもそもの目的は、熱傷部位(火傷は医療用語では熱傷(ねっしょう)と呼ぶのでここではあえて)の冷却と湿潤なのではないかと思う。なので今現在行われている「火傷をしたら冷やして湿潤するという医療的判断」に比較的近いので、まあそんなもんだろうなと思っていた。 しかし、「温める」のである。真逆だ。しかもネットをウロウロしてみたところ「ヨーロッパの料理人はキッチンで火傷をすると鍋の湯気をあてる」というものが見つかって、これは日本の火傷にアロエ、くらいには一般的な民間療法なのだということも知った。 試