デジタル・ファシズムへの不安 利便性の背後にあるものは~堤未果の警告・上 デジタル庁の発足で高まるIT化推進への期待の背後に垣間見える不都合な真実 高瀨毅 ノンフィクション作家・ジャーナリスト 9月1日、鳴り物入りでデジタル庁が発足しました。ジャーナリストの堤未果さんは、大きな権限と予算を握る同庁について、強い警戒感を示します。世界に「追いつけ、追い越せ」とばかりに進められる日本のデジタル政策に潜むリスクとは何か。私たちはそうしたリスクにどう対応すればいいのか。本稿と動画(3分間)で考えてみてはいかがでしょうか。(論座編集部) ◇動画 デジタル庁発足。期待する声の裏に…… 9月1日、デジタル庁が発足した。菅義偉首相の突然の辞任表明から自民党総裁選挙へとなだれ込んだ政局に、やや印象が薄れた感はあるものの、日本にとって極めて重要な省庁が生まれたことは間違いない。 デジタル化は休みなく進展し、社