新たに発表された新モデルはわずか7機種。製品ごとの特徴も淡々と紹介され、新モデルを期待した人たちにとっては物足りなさしか感じられなかっただろう。それもそのはず、従来はスマホの新機能・性能が著しく、説明するに値するものが多かったが、近年は機能、性能ともに大差がなくなっている。どのメーカーのスマホを取り扱っても、スマホの取扱機種で携帯電話の契約を大きく伸ばせるという時代はすでに終わってしまっている。 4月下旬に行われた2015年度の決算発表会でも、ドコモは2016年度のスマホ販売数の見通しについて弱気な数値を予測。2015年度比142万台減の1402万台とした。この水準は2014年度の1460万台を下回るもので、ドコモでは「タブレットをはじめとした2代目需要はまだあるが、スマホの機能や性能は一定のところまで来ている」(ドコモ幹部)とし、弱気な見通しの理由について説明している。 このあたりを掘り