陸上自衛隊とアメリカ陸軍は、年に1度の大規模な図上演習、通称「ヤマサクラ」を、安全保障関連法の成立後初めて、6日から本格的に始める予定で、日米の指揮官は会見で、互いの連携強化につながると演習の意義を強調しました。 コンピューター上で部隊を指揮する図上演習は、6日から本格的に始まる予定で、兵庫県の陸上自衛隊伊丹駐屯地では、日米の指揮官らおよそ900人が出席して式典が行われました。 今回のヤマサクラは、安全保障関連法の成立後、初めてとなり、日本への上陸を阻止する場面を想定した訓練などが行われますが、安全保障関連法を反映した訓練は含まれていないということです。 式典のあとの会見で、陸上自衛隊中部方面総監の鈴木純治陸将は、「新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインに示されたような実効的な訓練を行うことが抑止力につながる」と述べました。 また、アメリカ陸軍第1軍団の司令官、スティーブン・ランザ中将は、