JFEエンジニアリングは2月27日、東北電力の女川原子力発電所の「大容量電源装置」の設置を完了したと発表した。 装置は、女川原子力発電所の緊急時の電源確保の手段として既に設置されている非常用ディーゼル発電設備や緊急安全対策として配備している電源車に加えて、より一層の安全性の向上を図るために新設したもの。 JFEエンジニアリングは、自然災害などの発生による事故などのリスクを回避するための早期設置の要請に応えるため、MAN製空冷ディーゼルエンジンの4000kW発電設備3台を最短で手配し、設置工事も大幅に短縮することで8か月余の短期間で工事を完了した、としている。 発電設備は、敷地内の海抜52mの高台に設置しており、それぞれが独立して運転できる4000kWのディーゼルエンジン発電機3基で構成する。燃料は軽油。エンジンは、空冷ラジエター方式を採用しているため、冷却水が不要。また起動時に外部電源を用
印刷 関連トピックス東京電力 東京電力と原子力損害賠償支援機構は27日、双方の首脳が集まる「経営改革委員会」を開き、リストラの上積みや資産売却の前倒しで合意した。経営努力の姿勢を示すことで、4月からの企業向け料金の値上げについて、利用者や政府の理解を求める。 総額2472億円の不動産売却は、2015年度までを予定していたが、前倒しする。本店近くの自社ビル1棟を含め、7〜8割の売却を14年度までに終える。 人員削減や資材調達の見直しでは、12年度から10年間で計2兆6468億円のコストを削減する方針だが、上積みをめざす。グループ企業のコスト構造も、外部の専門家を入れて見直す。 購読されている方は、続きをご覧いただけます購読されている方は、以下のような関連記事も読めます。申し込みはこちら取材を終えて東京電力の国有化―破綻処理の原則忘れるな働く父の背中に我が身正す関連記事東電への追加支援6
印刷 関連トピックス原子力発電所中部電力 中部電力は27日、国へ報告義務を怠っていた微量の核物質トリウム(約0.106グラム)が、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)から見つかったと発表した。原発PR施設の展示品である核燃料の模型に付着していたという。 昨年12月にも未報告の天然ウランなど約630グラムが見つかり、中部電は詳しく調べていた。 核物質は核兵器に流用されていないことを証明するため、量や保管場所を国や国際原子力機関(IAEA)に報告するよう義務づけられている。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リンク「本物と思わず」ウラン燃料展示 北陸電、広報用に数年(2/14)〈MY TOWN静岡〉浜岡原発に核物質630グラム(11/12/23)
東京電力福島第一原子力発電所では、作業員の被ばくのリスクなどを減らすため、汚染水からこれまでより多くの種類の放射性物質を除去できる新たな装置を導入することになりました。 これは政府と東京電力が、27日に開いた廃炉計画を検討する会議の中で明らかにしました。 福島第一原発では、汚染水を浄化して原子炉の冷却に利用していますが、現在の浄化設備では放射性セシウムなど一部の放射性物質しか除去できず、作業員が高いベータ線被ばくをするなどの問題が起きています。 これを受けて政府と東京電力は、これまでより多くの種類の放射性物質を除去できる新たな装置を、平成24年度上半期までに導入することになりました。 この装置を使うと、放射性ストロンチウムなどベータ線やアルファ線を出す放射性物質が除去でき、およそ1000万分の1まで減らすことができるということです。 また、地下水の流入などで汚染水が増え続けているとして、こ
東京電力が2月27日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。 ※他の圧力容器温度上昇と異なる挙動を示した2号機原子炉の圧力容器下部(底部ヘッド上部135°)について、2月27日午前11時現在の温度は約44.3度(参考)。2月27日午前11時現在の圧力容器下部(底部ヘッド上部270°)の温度は約40.7度。 ※1月19日に実施したトレンチ等の調査において、3号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピット内に高濃度汚染水が溜まっていることを確認したことから、2月27日午前10時13分、同ピットから2号機タービン建屋地下へ溜まり水の移送を開始。 ※2月26日午後2時4分、2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。2月27日午前10時37分、移送を停止。 ※2月27日午前10時50分、2号機タービン建屋地下から
1.日時 平成23年6月14日(火曜日)13時~17時 2.場所 文部科学省東館7F1会議室 3.議題 独立行政法人日本原子力研究開発機構の平成22年度に係る業務の実績に関する評価について その他 4.出席者 委員 (文部科学省委員)田中知、玉川洋一、津山雅樹、富岡義博、鳥井弘之、中西友子、宮内忍、山田弘司(五十音順、敬称略) (経済産業省委員)浅田浄江、内山洋司、津山雅樹、富岡義博(五十音順、敬称略) なお、津山雅樹委員、富岡義博委員は、両省の委員を兼任 (文部科学省)篠崎原子力課長、川口原子力課核燃料リサイクル室長、池田原子力課課長補佐 (経済産業省)舟木原子力政策課企画官 (日本原子力研究開発機構)鈴木理事長、辻倉副理事長、伊藤理事、岡田理事、片山理事、戸谷理事、野村理事、三代理事、横溝理事、牛嶋監事、山根監事 5.議事録 本日の部会については、「科学技術・学術分科会運営規則」等に基
1.日時 平成23年7月13日(水曜日)10時~17時 2.場所 文部科学省東館3F1特別会議室 3.議題 独立行政法人日本原子力研究開発機構の平成22年度に係る業務の実績に関する評価について その他 4.出席者 委員 (文部科学省委員)田中知、玉川洋一、津山雅樹、富岡義博、鳥井弘之、中西友子、宮内忍、山田弘司(五十音順、敬称略) (経済産業省委員)浅田浄江、津山雅樹、富岡義博、山崎晴雄(五十音順、敬称略) なお、津山雅樹委員、富岡義博委員は、両省の委員を兼任 (文部科学省)篠崎原子力課長、川口原子力課核燃料リサイクル室長、倉田原子力課課長補佐 (経済産業省)舟木原子力政策課企画官 (日本原子力研究開発機構)辻倉副理事長、伊藤理事、岡田理事、片山理事、戸谷理事、野村理事、三代理事、横溝理事、牛嶋監事、山根監事 5.議事録 本日の部会については、「科学技術・学術分科会運営規則」等に基づき、非
福島第1原発事故で東京都内に避難し、政府の「原子力損害賠償紛争解決センター」を通じて損害賠償を求めていた福島県大熊町の夫妻について、東京電力は27日、住宅の損害に対し約1300万円を支払う内容で和解した。東京の3弁護士会の有志で作る被災者支援弁護団が発表した。 弁護団によると、原発事故をめぐって、東電が住宅損害の賠償で住民と合意したのは初めて。東電側はこのほか、避難費用や慰謝料として約1千万円を支払う。 和解に応じたのは、原発から5キロ圏に自宅がある佐藤龍三さん(72)と妻。昨年9月、2人で計約4千万円の賠償を求めて、同センターに仲介を申し立てた。 東電側は先月26日、賠償に応じるが、住宅損害などについて追加請求の放棄を求める回答書を提示。申立人側は拒否する姿勢を示し、東電は今回、この条件を撤回した。 原子力損害賠償紛争解決センターは、原子力事故被害者と原子力事業者の紛争を迅速、公正に解決
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東京電力福島第一原発の周辺で今後、社会基盤の復旧作業が本格化するのに備え、厚生労働省はこの地域で働く作業員向けに、新たな被曝(ひばく)線量の管理基準を設けることを決めた。 基準は、比較的線量が高い場所で、道路や病院などの修復作業に従事する土木や建設の作業員を想定。許容被曝線量の上限を定めたうえで、作業員に線量計を装着させるなどして、被曝線量の計測を義務化する。また、微細な放射性物質を取り込んで内部被曝することを防ぐために、防じんマスクの着用や飲食・喫煙の禁止などを求め、被曝線量の低減を図る考えだ。 同省は放射線医学の専門家らによる検討会を設置し、3月上旬から議論を開始。遅くとも7月には労働安全衛生法の規則を新設するなどの形で基準化する。
東電福島第一原発近くの上空を、かぶんの増山記者が搭乗したNHKのヘリコプターが、事故後初めて飛行しました。骨組みがむき出しになった原子炉建屋や作業員の様子がはっきりと確認できます。立ち入りが制限されている原発の周辺では住民の姿が消えた町並みが続いていました。 NHKのヘリコプターは26日午前、福島第一原発からおよそ4キロの高度700メートル付近を事故後、初めて飛行しました。ヘリコプターには、かぶんの増山記者が搭乗しました。 増山記者リポート:「福島第一原発の3号機です。1号機から4号機の中でもっとも激しく壊れているのがよくわかります。建物の向こうに海が透けて見える状態です。」 撮影はこれまで原発の半径20キロだった飛行禁止区域が、上空の放射線量を測定した結果、飛行の安全性に問題はないとして半径3キロに縮小されたことから行われました。映像では水素爆発が起きた原子炉建屋の内部の様子もはっきり
東京電力の経営見直しに向けて、27日に開かれた「経営改革委員会」で、政府が出資する原子力損害賠償支援機構は、東京電力に対し、本社機能が入るビルを含め資産の売却の前倒しなど、一段の合理化を図るよう指示しました。 原子力損害賠償支援機構と東京電力のトップが出席した27日の「経営改革委員会」で、機構側は、東京電力に対し、原発事故の賠償にあたっては国の第三者機関が示した和解案を早期に受け入れ、賠償を急ぐよう改めて求めました。 また、東京電力の経営改善策などを盛り込む「総合特別事業計画」の策定に向けて、燃料の調達費や、取り引きが多い子会社などの在り方を見直し、10年間に2兆6000億円のコストを削減するという現在の目標について、さらに上積みするよう求めました。 さらに、本社機能が入る東京の3つのビルのうち、港区にある1棟を平成24年度中に売却するなど、保有する資産の売却の前倒しも求めました。 経営が
福島市が独自に導入した「ホールボディーカウンター」と呼ばれる放射線の測定機器で、内部被ばくを調べる検査が始まり、27日は、市内でも放射線量が比較的高い地域の小学校の子どもたちが検査を受けました。 福島市が導入したのは、体内から出るごく僅かな放射線を測ることのできる「ホールボディーカウンター」と呼ばれる測定機器で、車に搭載されています。 検査は、市内でも放射線量が比較的高い地域を優先して行われることになっていて、27日は大波小学校で22人の児童が検査を受けました。 内部被ばくの値を正確に測るため、市の担当者はまず、子どもたちの洋服など体の表面に放射性物質がついていないか、別の測定器を使って調べました。 このあと、子どもたちは駐車場に止められた車に乗り込み、ホールボディーカウンターによる3分程度の検査を受けました。 検査結果は、専門家が健康への影響などについて検討を行ったあと、およそ1か月後に
印刷 関連トピックス関西電力原子力発電所 関西電力は27日、2012年3月期の連結純損益が2530億円の赤字になるとの業績予想を発表した。原発停止で火力発電所の燃料費がかさみ、過去最悪の赤字幅となる。役員報酬の減額も発表。取締役が年間報酬額の15%、社外取締役が10%、12年3月分から当面の間減額する。 関電はこれまで、3月末までに原発の再稼働の可能性があるとして、業績予想の公表を先送りしてきた。 関連記事関西電力、過去最悪の赤字見通し 2900億円前後(2/25)東北電、2500億円赤字 12年3月期予想、震災影響(1/27)九電、赤字に転落 原発停止で燃料費増 中間連結決算(10/27)東電、今年度5800億円純損失に 火力燃料費かさむ(10/27)
トップページ > 報道発表 > 過去の報道発表 > 東京電力株式会社福島第一原子力発電所第2号機の原子炉圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応について(指示) 本件の概要 原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、平成24年2月13日に、福島第一原子力発電所における原子炉圧力容器底部の温度を監視している温度計に関して、東京電力株式会社に対し、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第67条第1項の規定に基づき、報告を求めていたところ、同年2月15日に当該 指示に基づく報告を受けました。(平成24年2月14日、16日お知らせ済み)当該報告で示された「今後のスケジュール」では、平成26年度以降に原子炉内温度監視の代替手段に係る工事に着手するとされていますが、当該報告受領後も、2号機において、同年2月20日から24日までの間にかけて、温度計の1つの指示値が 大きく上昇してい
オフサイトセンター1階にある非常用発電機室。手探りでの復旧が続いた(県のパンフレットより) 昨年3月11日。原子力安全・保安院の職員、横田一磨は大熊町の東京電力福島第一原発の研修棟にいた。福島第一原子力保安検査官事務所長として、四半期に1度開かれる保安検査会議に出席していた。会議の合間に休憩を取っていた時、震度6強の激しい揺れに襲われた。発電所内は騒然となった。 横田は、運転中だった1~3号機が設計通り自動停止したことを知った。安心する間もなく、原子力災害の現地対策本部・オフサイトセンターの開設準備を迫られた。 地震で発電所内の道路などが破損し、車を出せる状況ではなかった。やむを得ず5キロ先のセンターまで歩くことを決意したが、偶然、通り掛かったタクシーに乗り込んだ。車の中で自らに課せられた仕事に思いを巡らす。関係者の招集、テレビ会議システムの準備、県や市町村との連絡...。5カ月前の平成2
check_genpatsu [News] FNN|福島第1原発の高濃度汚染水処理装置「サリー」で水漏れ サリーでの水漏れは初 http://t.co/rD3otWrl #genpatsu #原発 at 02/26 01:07 check_genpatsu [News] FNN|東京都、新宿区の本庁舎で使う電力を中部電力から購入できないか打診 http://t.co/TCLV0n0R #genpatsu #原発 at 02/26 01:07 check_genpatsu [News] NHK|柏崎刈羽原発5号機 建屋で煙 http://t.co/1k5mwvPg #genpatsu #原発 at 02/26 01:38 check_genpatsu [News] 日経新聞|柏崎刈羽原発で煙 熱交換器建屋、放射能漏れなし http://t.co/kiMkRfLQ #genpatsu #原発
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県原子力安全対策課が発表した県内44市町村の放射線量(23日測定、地表1メートル地点)は、全市町村の平均値が1時間当たり0・128マイクロシーベルトで、前回調査(8日測定)と変わらなかった。測定は20回目。 0・2マイクロシーベルトを超えたのは取手、牛久、守谷の3市。前回より放射線量が上がったのは常陸大宮、常総など25市町村。横ばいがつくば市。下がったのは18市町。
福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故からまもなく1年。正確な情報が乏しいことに加え、除染が進まないこともあって、放射能汚染の恐怖にさいなまれている人びとは少なくない。だが、そんな不安に付け込んだ詐欺事件も発生するなど、“わるいやつら”が跳梁跋扈している。 いまや携帯電話などでも測定できる放射線量。正確な情報がないため不信感が募り、自ら測定する市民グループも増えている。だが、その陰で不安に付け込む新たなビジネスも発生している。 Photo:AP/AFLO 2011年秋。千葉県北西部に位置するベッドタウンに、放射線量測定器がずらりと並べられたレンタルスペースが現れた。 ここでは、家庭や店舗などから食材を持ち込み、自ら放射線量を測定することができる。料金は、測定器の精度によって1件当たり980円と3980円だ。 じつは、この地域周辺では放射線量が周囲よりも高い、いわゆるホットスポットが発見され
元の形をとどめない原子炉建屋。海際の一帯は、津波で大きな被害を受けた惨状のまま放置されていた。東日本大震災の発生から間もなく1年。飛行禁止区域が半径20キロから3キロに縮小された東京電力福島第1原発とその周辺を26日、ヘリコプターから見た。 初めて見た第1原発の壊れ方に、あらためて驚かされた。かつて整然と並ぶサイコロのように見え… [記事全文]
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