ディープラーニング技術開発のABEJA(アベジャ)は2016年7月25日、産業革新機構およびアーキタイプベンチャーファンドを引受先とする5.3億円の第三者割当増資を実施したと発表した。このうち産業革新機構が5億円を出資する。資金は技術開発のほか、インドネシアなど東南アジア展開のマーケティング費用に充てる。 ABEJAはこれまで、店舗内カメラの画像にディープラーニング(多層ニューラルネットによる機械学習)を適用した来店客分析などのクラウドサービス「ABEJA Platform」を、小売・流通業界など100店舗以上に導入している。導入企業には三越伊勢丹ホールディングスやガリバーインターナショナルなどがある。 産業革新機構は今回の出資に合わせ、同機構 戦略投資グループ マネージングディレクターの安永謙氏をABEJAの社外取締役として派遣する。安永氏はベンチャーキャピタリストの経験が長く、海外展開