Kyoto CabinetのRubyバインディングの使い方については以前の記事で説明してあるが、今回はそこで触れていた並列化をやってみたという話。 Ruby 1.9のスレッドモデル Ruby 1.9のマニュアルには以下のように書いてある。 ネイティブスレッドを用いて実装されていますが、現在の実装では Ruby VM は Giant VM lock (GVL) を有しており、同時に実行されるネイティブスレッドは常にひとつです。ただし、IO 関連のブロックする可能性があるシステムコールを行う場合には GVL を解放します。その場合にはスレッドは同時に実行され得ます。また拡張ライブラリから GVL を操作できるので、複数のスレッドを同時に実行するような拡張ライブラリは作成可能です。 ということは、DBMの操作をGVLを外してから行ってあげれば、DBMの操作同士およびDBMの操作とRubyコードの