映画『崖の上のポニョ』を見る。 言わずと知れた、宮 駿監督の最新作。 見たのは昨夜のことなので、もう24時間ぐらい経っていると思うけれど、感想がまるでまとまらない。 「楽しい」が「構成は無茶苦茶」に見え、「泣ける・笑える」けれど「呆れる」内容でもあり、「良く出来た面白い映画」とも「全然ダメな取り留めもない映画」とも言い切ることが出来る。 『千と千尋の神隠し』でも思ったけれど、既存の物語フォーマットからは評価しづらい内容。 いや、『千と千尋』の方が、まだ一本の、一つの世界観で語られるストーリーとして、分かり易いぐらい。 物語としての縛りが弱いためか、全編、監督の凄まじい演出パワーと見たこともないイメージが嵐となって荒れ狂っており、ただ翻弄されるばかり。 特に…海が大変なことになるシーンのビジュアルが素晴らしく、圧倒される。 映画の制作風景で、イメージボードが提示されていたが、動くと こうい