タグ

ブックマーク / natrom.hatenablog.com (134)

  • 「近親婚タブー」は血縁淘汰説を否定するか? - NATROMのブログ

    「自分の皮膚細胞から卵子と精子を作り、それを受精させて、もう一人の「若々しい別な自分」(クローン)を誕生させることも、理論的には可能になる」と書いちゃったダイアモンド・オンラインの安藤茂彌氏による記事に、以下のようなブックマークコメントがついた。 ■はてなブックマーク - blueboy のブックマーク - 2012年10月30日 blueboy 「自分で卵子と精子」はクローンでなくて何か? 血縁度100%の究極の近親婚だ。それで劣性遺伝病発現(id:NATROM)ということは血縁度の高さが不利なことを示す。「自分の遺伝子を増やすため」というドーキンス説を否定。 『「自分で卵子と精子」はクローンでなくて何か? 血縁度100%の究極の近親婚だ』という部分は二通りの解釈が可能である。一つは『「自分で卵子と精子」はクローンではない。クローンではなく「血縁度100%の究極の近親婚」である』という解

    「近親婚タブー」は血縁淘汰説を否定するか? - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/11/02
    まぁ、「not~at all」という構文を知らないのに英語について語る山本七平みたいなもんだなー。
  • iPS細胞から卵子と精子をつくって授精させたら「クローン」になるのか? - NATROMのブログ

    iPS細胞の応用について論じたダイヤモンド・オンラインの記事において、「クローン」についての誤解が見られた。 ■iPS細胞の発見は人類にとって「福音」となるのか?|シリコンバレーで考える 安藤茂彌|ダイヤモンド・オンライン iPS細胞を生殖機能に応用すると、さらに恐ろしい世界が出現する。自分の皮膚細胞から卵子と精子を作り、それを受精させて、もう一人の「若々しい別な自分」(クローン)を誕生させることも、理論的には可能になる。 自分の皮膚細胞から卵子と精子を作り、それを受精させることができたとしても、それはクローンではない。なぜなら、卵子や精子が形成される過程において、減数分裂が起こるからである。順番に説明しよう。「自分」の染色体は2づつある(相同染色体)。それぞれ、父親および母親に由来する。父親由来の染色体を水色で、母親由来の染色体をピンクで示した。ヒトであれば染色体数は23対46である

    iPS細胞から卵子と精子をつくって授精させたら「クローン」になるのか? - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/11/02
    これ(iPS細胞から卵子と精子作って授精させた場合)近親度(でいいのか?)は自分の兄弟姉妹と同じ、ってことだよね??すると「自分の両親の再婚」ということでおけ?
  • 微量元素補充療法を勧めているサイトから相互リンク依頼が来た - NATROMのブログ

    「【がんの治療】を管理しているオールマイティジャパン(株)」というところから「是非とも相互リンクをお願いしたい」というメールが来た。既に先方の■がん治療のお勧めリンクというページから私のブログの■どうして日は癌大国になってしまったのか?という記事にリンクは張られていた。 オールマイティジャパン(株)さまが管理している【がんの治療】のトップページ(■がん治療,月2万円で治す治療,末期でも遅くはない)を見てみると、「がん治療・微量元素補充療法」とあった。「微量元素療法を施している日では唯一の診療所です(微量ミネラルを調合した液体)」ともある。確かにそのような根拠の乏しい治療を行う診療所はごく少数であり、日で唯一であっても不思議ではない。そう、思った通り、■野島尚武先生の超ミネラル水のことであった。 相互リンク依頼は野島先生人からではなく、オールマイティジャパン(株)さまからなされた。野

    微量元素補充療法を勧めているサイトから相互リンク依頼が来た - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/08/17
    『千数百年にわたり全ての時代の政権に入って国にご奉仕』なさっている「深谷さま」のありがたいお姿がご覧いただけます(しかも野島先生もご一緒)→http://p.tl/QU7X
  • 船瀬俊介氏「日本の平均寿命統計は捏造である。実際の平均寿命はせいぜい50〜60歳程度」 - NATROMのブログ

    船瀬氏は「日の平均寿命統計は捏造」と主張するが… 自称環境問題評論家の船瀬俊介氏が「日の平均寿命統計は捏造である」と主張しています。「船瀬氏の言うことは正しいかもしれないなあ」となんとなく思っていた人でも、「日人の実際の平均寿命は二人に一人は医者に殺される医療殺戮大国のため、推定ですが、せいぜい50〜60歳程度です」という船瀬氏の主張を読めば、かなりの方が船瀬氏を信頼しないほうがいいとご理解いただけるでしょう。 ■26年連続で日は世界一長寿国家の虚構 医猟詐欺犯罪を暴く! - YouTube*1 日の平均寿命統計は捏造であることを船瀬俊介が語りました。 日の26年連続で世界一長寿は後出しジャンケンの大嘘です。コンピューターが発達した時代に前年の平均寿命をなぜ次の年の7月に遅らせて発表するかわかりますか。計算に­7ヶ月もかかりますか? 他の国の発表を待って後出しジャンケンで1位だ

    船瀬俊介氏「日本の平均寿命統計は捏造である。実際の平均寿命はせいぜい50〜60歳程度」 - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/08/16
    「船瀬俊介記事」謎のですます調。/人生五十年(良くて還暦)に逆戻り。
  • 服に薬理作用があるから服用という? - NATROMのブログ

    「統合医療」という言葉には既にネガティブなイメージがつきつつあるようだ。最近、「統合医療」を教えるため新設を申請した統合医療大学院大(東京)について、大学設置・学校法人審議会が設置を認めないよう答申したというニュースがあった((■朝日新聞デジタル:「統合医療大学院大」開校に待った 大学設置審 - 社会、■統合医療大学院大の新設不可…準備不足と判断 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)))。そのニュースを受けて、医師向けサイトで「統合医療、と聞いて…」イメージがわくか、わかないかの簡単なアンケートが取られていた。回答には一言コメントでき、そのコメントに対して参加者は「そう思う」というボタンを押せる。そう思うが多い順でみると、見事にネガティブなコメントが並んでいた。 「ハッキリと「呪術」と言い換えるべき」「しいて言えばインチキというイメージ」「患者さん側に立った学問ではなくい

    服に薬理作用があるから服用という? - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/06/26
    「服毒」とも言うしなー。「死因は?」「服殺です」
  • 国際統合医学会が「国際個別化医療学会」に名称変更していた - NATROMのブログ

    前回のエントリー■個人の反応が異なることはランダム化比較試験が実施できない理由にはならないでは、個別化医療だからといってランダム化比較試験(RCT)が困難というわけではないことを論じた。私のイメージする「個別化医療」は、個々のゲノムに応じて薬剤を選択する医療だ。個々のゲノム解読のコストが低くなった西暦2050年には「医師は、あなたの体の異常に対して、平均値的な人間に勧めるような処方箋を手渡すのではなく、あなたのゲノムにぴったり合った処方箋を渡すだろう」*1とドーキンスは予測した。 遺伝子A*2を持つ患者には薬A'を、遺伝子Bを持つ患者には薬B'をという具合だ。ヒトの薬に対する反応は複雑すぎるので、2050年の未来であっても臨床試験なしに薬の効果を確実に予測することは困難で、臨床試験は必要であり続けるだろう。もちろん理想的にはRCTだ。遺伝子Aを持つ患者を多数集めて無作為に複数の群に分け、薬

    国際統合医学会が「国際個別化医療学会」に名称変更していた - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/06/18
    ってか、行き当たりばったりにてきとー言うだけでしょ?少なくとも見分けはつかない。
  • 個人の反応が異なることはランダム化比較試験が実施できない理由にはならない - NATROMのブログ

    厚生労働省が統合医療について検討している。統合医療とは「近代西洋医学とそれ以外の伝統医学や相補・代替医療とを統合したもの」とのこと。いわゆる相補・代替医療の中にも特異的効果があるものも含まれているだろうから、その辺を評価してくれるといいなあと思っていた。 ちゃんと評価してれくれれば(コスト対効果の問題はあるにせよ)いいのだけど、ちょっぴり不安なことが。というのも、「必ずしもランダム化比較試験(RCT)をしなくてもいいじゃないか」という声が出てきたからだ。RCTというのは、治療の効果などを評価するときに、患者さん(被験者)をランダムに治療群と対照群に分けて比較すること。ランダムに分けることで様々な偏り(バイアス)を少なくすることができる。コストはかかるけど質の良い研究だと言える。 ところが、統合医療の評価についてRCT以外の方法を用いるよう提案されたとの報道があった。 ■統合医療も「EBMで

    個人の反応が異なることはランダム化比較試験が実施できない理由にはならない - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/06/03
    『麻黄湯が効くと思われる証の患者のみ選んでからRCTを行えばいいと私には思える』←葛根湯のRCT向きの人なら約一名知っています。ただし「本人が効くと言い張る」を「ぢゃ効くと思われる」という解釈ですが。
  • 「非常に感染力の強い方のお産」を扱う助産師 - NATROMのブログ

    自宅出産は医療機関で行う出産よりもリスクは高い。しかし、十分にリスクを説明された上での自宅出産の選択肢があってもいいと個人的には思う。ただし、その場合でも適切な医療介入は必要であろう。産科医から独立して助産院や自宅での出産を扱う助産師は、それだけ高い技術と知識を要するはずであるが、現実にはむしろ逆のように見える(たとえば、ブログ「助産院は安全?」のエントリー■2012-05-01 - Twitterからの【助産師会】が参考になるだろう)。 自宅出産を扱う開業助産師の医学知識について不安に思える一例を見つけた。「神霊教」という宗教に入信した助産師の話である。業務に影響しなければ、別に助産師がどのような宗教に入信していてもかまわない。さて、この助産師さんは「家族が参加する家庭での出産を扱う助産所を開業」した。妊婦さんたちは神霊教の信者ではないが、「少しは神霊教の御神光(みひかり)が行っている」

    「非常に感染力の強い方のお産」を扱う助産師 - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/05/18
    心霊教 奇跡ライブラリー> 実証の紹介 無痛安産 http://www.srk.info/library/anzan.html
  • CT画像とエコー画像の区別もできないシモンチーニ氏のウェブサイト - NATROMのブログ

    インチキな治療法の提唱者に「なぜ論文を書いて発表しないのか?」と尋ねると、たいていは「製薬会社などの既得利益を守る集団が圧力をかけて論文掲載を阻止している」といった反論が返ってくる。安価で効果のある治療法が周知されると薬が売れなくなって困る連中がいるのだそうだ。世界中のすべての医学雑誌に影響力を及ぼす巨大な権力が存在しているなど典型的な陰謀論であるが、よしんば百歩譲ってそのような陰謀が存在するとして、掲載を阻止されたという論文を公開すればいいだけだ。出版してもいいし、今だったらウェブに公開すればほとんどコストはかからない。 しかし、いったいどういう理由からなのか、彼らの出版物やウェブサイトにまともな論文が載ることはない。載るのは「詐欺師が医学知識の無い一般人を騙そうとした」もしくは「書いた人も医学知識について無知である」という論文まがいのものだ。きちんとした情報を提示すれば、他の多くの医

    CT画像とエコー画像の区別もできないシモンチーニ氏のウェブサイト - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/05/11
    相談料148,000エンも凄いが、コンファレンス参加費用18,000円 (募集人数100人!)Simoncini歓迎デイナー 56,000円も凄いぞ。開催場所はなぜか名古屋だっ!
  • サードハンドスモーク ―疫学では見えないリスク― - NATROMのブログ

    における受動喫煙による超過死亡数は年間約6800人という推計がある*1。この推計は疫学的に「見える」リスクに基づいて計算されたものである。セカンドハンドスモーク(二次喫煙)のリスクは疫学的に見える。セカンドハンドスモークとは燃えている煙草の端からの煙や喫煙中の人の吐く煙のことで、一般的にいう受動喫煙のことである。 比較的新しい概念であるが、サードハンドスモーク(三次喫煙)と呼ばれるものもある。サードハンドスモークとは、衣服や髪、家具などの屋内環境に残留するタバコの汚染物質のことである*2。たとえば、非喫煙者の親が外でセカンドハンドスモークにさらされ、服を着替えずに帰宅すれば、家の中にいる子はサードハンドスモークに曝露するというわけである。ProtanoとVitaliは、「セカンドハンドスモークという用語を受動喫煙と同じ意味で使うのはもはや適切でない」と述べている。受動喫煙はセカンドハン

    サードハンドスモーク ―疫学では見えないリスク― - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/04/14
    太平洋を隔てたところに住む私と私の家族がガンになったら「日本の原発事故が原因である可能性はゼロでない」と主張しようと考えておりますのでその際はぜひ思いやってやってください。
  • 「喫煙率が下がると肺がん死が増える」のはなぜか? - NATROMのブログ

    武田邦彦氏が、「どうも何かを間違っているような気がします」という保留付きながら、「タバコを吸わない人に対して、タバコを吸うと肺がんの死亡率は10倍以上減る」という推論をしていました。 ■武田邦彦 (中部大学): 奇っ怪な結果?? タバコを吸うと肺がんが減る?! でも、なにか釈然としなかったので、1955年頃から1985年頃までの統計的データから、「タバコを吸うと何倍ぐらい肺がん(気管、気管支を含む)になりやすいのか?」という計算をしてみました。基礎となるデータは厚労省やがんセンターなどから出ている男性のものを使い(下の図。データ自体は誰も異議がないと思います)、次の前提を起きました。 1) タバコの害は継続的に20年ぐらい吸った人が、さらに20年ぐらい後に肺がんになる(そのために1985年以後の喫煙率のデータは使えません。1985年の20年後は2005年になり、それ以後はデータがまだ無いか

    「喫煙率が下がると肺がん死が増える」のはなぜか? - NATROMのブログ
  • 丸山ワクチンをおとしめる週刊ポストの記事 - NATROMのブログ

    週刊ポストにて丸山ワクチンの記事が載っていた。第一弾は、長期生存例があることから丸山ワクチンに効果があるとほのめかしている記事であった。問題がないとは言えないが、標準医療を否定しないことが明記されており、週刊誌の記事としては許容範囲内であるように思えた。しかし、第二弾のほうは、がんの標準医療について誤解を招きかねない記事であった。第二弾の記事は、ウェブ上でも読める(■NEWSポストセブン|丸山ワクチン開発者 息子はSCEでプレステ開発した人物)。ウェブ上の記事は抜粋であり、誌に掲載された記事のほうが詳しい。以下、引用は誌記事(週刊ポスト2012年2月10日号P139〜)からである。 丸山茂雄氏の経過は標準医療によるものとして説明可能である 丸山茂雄氏は「抗がん剤、放射線治療ががん撃退に効いたと考えているが、丸山ワクチンも効果があったと確信している」。丸山ワクチンは効果があったのかもしれ

    丸山ワクチンをおとしめる週刊ポストの記事 - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2012/02/07
    ウチのお袋なんかもそうだったが、なんで医師の意見より「近所の〇〇さん(素人)が言ってた」とか「雑誌に書いてあった」とかいう方に重きを置きたがるんだろうなー。電話で大喧嘩になったww
  • 標準医療をしなかった医師が提訴された - NATROMのブログ

    2011年12月22日付の西日新聞朝刊に、医師に対して遺族が損害賠償を求め、提訴したという記事が載った。報道が正確だとすれば、訴えられた医師は代替医療を行っていた。 「がん有効治療せず」提訴 死亡女性遺族 医師に賠償求め 2011年12月22日付の西日新聞朝刊より。 訴状によると、女性は昨年4月、大学病院で初期の卵巣がんと診断され、手術と化学療法を勧められた。しかし、手術を受けず、知人に紹介された同市中央区の内科診療所(今年9月に廃院)に約1年間、月2回ほど通院。病状は改善せず、今春には呼吸困難になったため家族が別の病院に連れて行ったところ、肺へのがん転移が判明。6月に亡くなった。 診療所の医師は「がん患者は何人も診ているから安心していい」と説明。毎回6万〜8万円の受診料で、マッサージやはり治療を施し、体操を指導、がんに効くという水を販売した。一般的ながん検査や治療はしなかったという。

    標準医療をしなかった医師が提訴された - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2011/12/22
    本当に医療効果のある(ことがわかっている)「代替医療」だったらとっくに「標準医療」に組み込まれていることを理解して欲しいよな。
  • 武田鉄矢氏がラジオでソマチットに言及した - NATROMのブログ

    11月14日ごろから急に「ソマチット」で検索してくるアクセスが増えた。ソマチットとは、赤血球よりも小さい謎の不死生命体のことである。詳しくは、■謎の微小生命体ソマチット(ソマチッド)を参照のこと。要するに、ちょっとアレな自称研究者が、自作のスーパー顕微鏡で見えた何かを、未知の生命体と勘違いしてしまったというところ。日でも紹介者はいるにはいるが、ホメオパシーなどと比べるとマイナーな部類であろう。 急にアクセスが増えた理由はすぐに判明した。タレントの武田鉄矢氏がラジオでソマチットについて言及したらしい。いまのところ(2011年11月17日)は、インターネットラジオで聞ける。たぶん週替わりだから、聞くなら今のうち。 ■BBQR 文化放送インターネットラジオ 11/14更新分の「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の、22分21秒ぐらいから。相方の女性は水谷加奈さん。水谷さんのあいづちが、当に感心して

    武田鉄矢氏がラジオでソマチットに言及した - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2011/12/07
    草葉の緒方洪庵なみだ目。
  • 種を守る「利他的な遺伝子」 - NATROMのブログ

    自分のよく知らない分野(たとえば私にとっては経済学)について二者が議論しているとして、どちらの言い分が正しそうなのか判別する簡易的な手段はあるだろうか。私がよくやるのが、自分がよく知っている分野(たとえば私にとっては医学、遺伝学、進化生物学)についての発言を調べてみるということである。もちろん、医学についてトンデモ発言する人が別の分野では正確な発言をすることもありうるので、あくまでも簡易的な手段に過ぎない。しかし、たとえば「エイズはエイズ菌によって起こる」などと自信たっぷりに断言する人が別の分野について何か発言したとしても、その発言の正確性を疑っておくほうが賢い態度だと言えるだろう。 ブログが流行っているため、過去の発言を検証するのが容易になった。そこで、「進化」とか「遺伝」とかいうキーワードでよく検索する。最近発見したのは、これ。 ■愛国心の進化(池田信夫 blog) 近代国家が成功した

    種を守る「利他的な遺伝子」 - NATROMのブログ
  • 白血病についての大雑把な解説 - NATROMのブログ

    ■今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は?というエントリーについて、id:rnaさんから、『「事前の健康診断で白血球数の異常がなかったとしても、まったく不思議はありません」ここもうちょっと説明が欲しい。』とのコメントをいただきました。なので、たいへんに大雑把でありますが、白血病と血液検査(末梢血検査)について説明してみます。血液内科をご専門とする先生方は、以下の説明を読んでいろいろ思われることがおありでしょうが、なにぶんやっつけ仕事ですので、大目に見ていただければ幸いです。看過できない誤りがあればご指摘ください。 白血病の発症を示すシェーマ 血液の中に含まれる白血球は、骨髄の中で造血幹細胞が分裂増殖分化してできます。正常の状態がAです。 白血病細胞が生じて分裂増殖してしばらく時間が経ったのがBです。骨髄の中にわりとたくさん白血病細胞がいますね。ごく少数ですが、白血病細胞が末梢血

    白血病についての大雑把な解説 - NATROMのブログ
  • 今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は? - NATROMのブログ

    福島第1原発作業員が白血病によって死亡したというニュースがありました。まず、亡くなった作業員の方に哀悼の意を表します。 ■急性白血病:福島第1原発作業員が死亡 東電が発表 - 毎日jp(毎日新聞) 東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。外部被ばく量が0.5ミリシーベルト、内部被ばく量は0ミリシーベルトで、松純一原子力・立地部長代理は「医師の診断で、福島での作業との因果関係はない」と説明した。 東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。 作業と急性白血病での死亡の間の期間が短い

    今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は? - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2011/08/31
    NATROMさんが『数年後から十数年後には、今回とは違って、本当の「因果関係は不明」という事例が発生します』と言うほどの線量を今の作業員の皆さんは受けてるってことか?その方が怖い。
  • 「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」? - NATROMのブログ

    武田邦彦氏が、「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」と主張している。 ■武田邦彦 (中部大学): 甘く見られないように(2)・・・「どうせガンは多いのだから」 1年で死亡する日人は、約110万人だ。人口が1億2000万あまりで、平均寿命が83歳ぐらいで、今でも少し平均寿命が延びているので、計算はおおよそ合っている。 その中で、死亡の原因がガンの人は、男性が20万人、女性が13万人で合計33万人だから、ちょうど30%に当たる。私が国会の委員会で参考人陳述をしたとき、原子力安全委員長を経験した高官が同時に陳述をしたが、そのときに「ガンは30%、あるいは50%と言ってよい」と自分の論旨に都合の良いように数字を誤魔化していた。 病気や公害などでの被害者数を示すときには「10万人あたり」で示すことが多いが、ここではもっと直接的な感覚で比較したいので、福島原発で被曝した人

    「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」? - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2011/08/22
    「1」と「100」や「一年」と「生涯」ごっちゃにしたりしてて、『数字が多いので』ってエクスキューズが必要なレベルの複雑さじゃないと思うぞ。
  • 福島の土のレメディが売られるわけ - NATROMのブログ

    ホメオパシージャパン株式会社から、「福島で採取した土を希釈振とうして出来たレメディー」が販売された。 ■ホメオパシージャパン株式会社*1 このたび「RA Fukushima 1-S-2」(福島で採取した土を希釈振とうして出来たレメディー)を 7月23日(土)に新発売いたします まあ、ベルリンの壁のレメディがあるぐらいだから、福島の土のレメディがあってもおかしくはなかろう。おそらくは「放射能」に効果があると主張されるのであろうが、ホメオパシージャパン株式会社のページには、効果効能は書かれていない。それもそのはず、ホメオパシージャパン株式会社は、「品」を売っているのであるから、医薬品的な効果効能を謳うと薬事法違反となる。何か薬物の含まれたものを品と称して売れば問題だが、「福島で採取した土を希釈振とうして出来たレメディー」は、どんなに成分を詳しく調べてもほぼ100%が糖である。 効果効能を謳

    福島の土のレメディが売られるわけ - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2011/07/25
    本筋と関係ないけどかつて「ホメジャ」なのか「ホメオジャ」なのかという議論が一部にあった(ような気がする)が、「ほめじゃ自然の会」というのが自称としてあるので「ホメジャ」の優勝。どうでもいいことですが。
  • (雑件)医師向けの雑誌に医学とまったく無関係な質疑応答が載る理由は? - NATROMのブログ

    医事新報という雑誌がある。お医者さん向けの雑誌だ。この雑誌の質疑応答というコーナーが、ときに面白い。医師向けの雑誌であるからして、質疑応答の多くは医学に関するものである。たとえば、「慢性咳嗽への吸入合剤処方の注意点」とか「軟骨再生の概要と応用の可能性」とか。医学に関する質疑応答は、勉強になるもの、興味深いものはあれども、「面白い」とまでは言えない。「面白い」質疑応答は、「雑件」として分類される、医学とは無関係なものである。たとえば、このような質問。 さつま芋の長期保存法について*1 なぜ、医師向け雑誌でさつま芋の長期保存法についての質疑応答が載るのか。おそらくは歴史的な由来があると推測される。現在であれば、このような疑問はインターネットで検索すれば容易に答えが得られるが、昔はそうではなかった。日医事新報は、わりと歴史のある雑誌である。最初は医学的な質疑応答のみであったのが、ちょっとし

    (雑件)医師向けの雑誌に医学とまったく無関係な質疑応答が載る理由は? - NATROMのブログ
    chochonmage
    chochonmage 2011/07/04
    ジャンケンの質問について「係」氏は誤読していないか。質問者は「最初はグーの由来」とかを尋ねているのでなく、「昔はいろいろな掛け声があったのに今は皆最初はグーになっている。統一されたのか?」でわ?