関西3空港問題に関する国土交通省成長戦略会議の5日の論点整理で、大阪(伊丹)空港を民間に売却してフル活用する案が示されたことについて、大阪府の橋下徹知事は8日、「民営化して関西空港と競わせるなら命をかけても大反対」と激しく批判した。 橋下知事は将来的に伊丹廃港としながらも、廃港までは伊丹を活用して関空の経営を支える構想を掲げる。一方、成長戦略会議は伊丹を民営化して都市近接の空港としてフル活用する案を示した。 橋下知事は「騒音闘争の再燃だ。それなら関空をつくらず、伊丹を24時間空港にすればよかった」と指摘した。