横浜から関西へ“逃避行”の末、自転車を盗んだとして、兵庫県警灘署が窃盗容疑で住所不定、無職の三島雅典容疑者(30)と横浜市内の高校2年の女子生徒(16)を逮捕していたことが21日、同署への取材で分かった。女子生徒の家族から行方不明者届が出ていたが、2人は4日間も大阪、神戸を放浪し、逮捕時の所持金はわずか2円。大阪では見ず知らずの通行人にパンを分けてもらったり、公園で野宿したりして過ごしたという。 逮捕容疑は14日午後3時ごろ、兵庫県西宮市のJR西宮駅北側の路上で、自転車2台を盗んだとしている。同署によると、三島容疑者は5月上旬、横浜市内の公園で似顔絵を描いていた際に女子生徒と知り合い、すぐ恋愛関係に。三島容疑者の出身地の兵庫県に行こうと、わずかな着替えと所持金だけで夜行バスに飛び乗り、今月11日朝に大阪市に到着したという。