14日午前11時10分ごろ、航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)のF15戦闘機の前脚が離陸直前に折れた。隣接する新千歳空港の民間機の離発着に影響はなく、けが人もなかった。基地の関係者は「前脚が折れるのは聞いたことがない」と話している。 基地によると、この戦闘機は第201飛行隊の所属。訓練のために2機で滑走路に向かい、エンジンの出力を上げるなど最終点検の途中で前脚が折れ、戦闘機の前部が30センチほど下がったという。 F15戦闘機は航空自衛隊の主力機の一つ。空自関係者によると、エンジンの不調や油圧系統、電気系統などの不具合のケースはあるが、前脚が折れるのは極めて珍しいという。 前脚が故障すると着陸できなくなるため、惨事に発展する可能性もあった。同基地は千歳市など関係自治体に報告するとともに原因を調べている。
![F15戦闘機、離陸直前に前脚折れる 千歳基地:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e9272d78fc648ca2557bbcef63669dbebfb8c560/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20150114003773_commL.jpg)