俺は車に乗るならオープンカーだとずっと思ってる。 車種はなんだろう。免許ないし、方向音痴だし、乗らないからな……なんてこの話は幕を閉じない。 俺の人生の書である「帯をギュッとね!」と「モンキーターン」。そして「とめはね!」の作者である河合克敏氏が描いたケータハムスーパーセブンという車が最高に好きだ。 これは河合克敏氏が漫画に描いてくれたから知ることができた車であるし、しかも出てくる場面が、主人公のライバル、洞口雄大が「父さんがコレしか貸してくれなかった」と青島優子とデートをするときに乗ってくるというものである。 このときのエピソードは今も好きだ。 青島優子がこの車を二人乗りで無駄がなくて競艇用のボートみたいだという話とか、この車で洞口父は奥さんとデートしたかったに違いないとかそういう話をする。そのデートのあとに本作の山場の一つ「スーパーキャビテーションペラ」の秘密を優子に話すところとか、そ