米国の実業家イーロン・マスク氏は16日、X(旧ツイッター)と宇宙企業スペースXの本社をカリフォルニア州からテキサス州に移転すると表明した。カリフォルニア州がトランスジェンダーの子供をめぐる新法を成立させたことに反発した。Xに「我慢の限界だ」と書き込んだ。 この新法は、児童や生徒が性自認を変えた場合、学校が本人の許可なしに保護者に通知することを禁じている。法は民主党主導の州議会で可決され、同党のニューサム知事が15日に署名した。 マスク氏はXで、「私は1年前、ニューサム知事に対し、こうした法ができれば、子供たちを守るために会社や家族がカリフォルニア州から離れることを余儀なくされると伝えていた」と不満を記した。Xの本社はテキサス州オースティン、スペースXは同州にある同社の宇宙基地「スターベース」にそれぞれ移すとしている。 カリフォルニア州の新法は、トランスジェンダーの児童や生徒は「恐れや罰則、