これまで世界各地の紛争に軍を派遣してきた世界一の軍事大国=アメリカ。 しかしウクライナをめぐって、バイデン政権は早々に軍事介入はしないと宣言しています。 ロシアによる攻撃で市民の犠牲が増え続ける中でも、その方針は変わらないのでしょうか? そもそも、なぜウクライナにアメリカ軍を送らないのでしょうか。 わかりやすく解説します。 アメリカが軍を送らない3つの理由とは? 「1%でいいんだ。NATOが持つ戦車の1%を供与してほしい」 3月24日に行われたNATO=北大西洋条約機構の首脳会議でウクライナのゼレンスキー大統領が訴えたことばです。 しかし、バイデン大統領は戦闘機の供与はもちろん「アメリカ軍を派遣しない考えに変わりはない」と日々強調しています。 バイデン大統領の説明や専門家などの指摘によると、その理由は主に3つ、「守る義務がない」「利益がない」「軍事衝突を避けたい」です。