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ブックマーク / jibun.atmarkit.co.jp (86)

  • 真のエキスパートに至る9+1のステージ - @IT自分戦略研究所

    なぜ、専門性だけでは十分でないのか 堀内浩二 2007/1/30 こんにちは、堀内浩二です。先日、ITmedia オルタナティブ・ブログに書いた「真のエキスパートに至る9+1のステージ」というエントリにいくつかの反響をいただきました。「専門性とキャリアについて、もう少し深く書いてほしい」というありがたいリクエストをいただきましたので、当コラムにて書いてみたいと思います。 ちなみに、そのエントリで紹介したのは、以下のリストです。「The nine stages to becoming an expert」というエントリを訳したものです。 1. 興味を持てる分野を発見する 2. 最初は自分で学ぶ 3. きちんとした教育を受ける 4. 現場で恥をかく 5. 真剣に挑戦する 6. 成功体験を得る 7. 専門家としての自信を付ける 8. 井の中の蛙であったことに気付き、打ちのめされる 9. すべてを

  • 覚えておきたいダイエット中の食生活 ― @IT自分戦略研究所

    千葉大輔(@IT自分戦略研究所) 2007/1/26 日ごろの運動不足、不規則な生活。油断していると体にぜい肉が……。そんな経験ないだろうか。以前@IT自分戦略研究所が行ったアンケート調査では「ITエンジニアはそんなに太ってないぞ!」としながらも、およそ25%のITエンジニアが肥満という結果になった。筆者はITエンジニアではないが、立派な肥満だ。いつの間にか体重計の針が3けたをゆうに超えていた。友人などには「0.12t(トン)」などと笑いながら話すのだが、内心は穏やかではない。健康診断では常に生活習慣病に関する注意を受けている。 いいかげん健康のためにダイエットすることを2007年の目標として決めてみた。そこで、ダイエットに関する情報を提供するWebサイト「ReformDietetics」を運営している、管理栄養士の松理華氏にお話を聞いて、実際に筆者がダイエットに挑戦し、肥満に悩むIT

  • 主題以外の「ちょっとした表現」に注目! ― @IT自分戦略研究所

    従って、文章として書かれた情報をマトリックス化しようとするときは、これら「順序・総括」の関係を読み取らなければならない。実はそのための手掛かりは文章のちょっとした表現から得られるのだが、意外にそれが見落とされてしまうことが多い。 例えば図1の「工程」部分が次のように書かれていたとしよう。 切ってから、煮たうえで、味付けします すると、この文中の赤字部分「てから」「うえで」は、どちらもその前後が時系列で順番につながることを意味している。抽象化して書くと下記のようになる。 「手順1」してから、「手順2」したうえで、「手順3」します こうあれば、手順1・2・3が何だろうと、その順序に行うものだということが分かる。 当たり前の話ではある。当たり前すぎて、こんなことをわざわざ意識する必要があるとは私も考えていなかったぐらいだ。 ところが、先日ある会社でプレゼンテーションドキュメント講座を開催したとき

  • 実世界フローと目的手段を組み合わせる - @IT自分戦略研究所

    ところがこれが実はかなり筋の悪い図解であり、どこに問題があるか、それをどう改善するか考えようというところで前回は終わっていた。 ■きれいなマトリックスにならないところに要注意 この図は、ざっと見た限りでもあまりきれいな「マトリックス」になっているようには思えない。これは要注意、黄信号である。そこで何が問題かを考えたいわけだが、そもそも「きれいなマトリックス」とはどういう状態なのか。要するにこうである(図2)。 A、C、Dの3つの空き箱を加筆し、説明の都合上右端の「不用物廃棄の削減」にBの符号を、残る4つの箱にもそれぞれE・F・G・Hの符号を付けた。 すると、Aは「環境から資源を取り出す負荷のライン」に対応し、Bは「環境に廃棄物を出す負荷のライン」に対応する、いずれも上位目標ということになる。 それに対して、残るC~Hは上位目標たるA・Bを実現するための下位目標とその手段である。このうちE・

  • ITエンジニア獲得競争に勝つ地域、負ける地域 - @IT自分戦略研究所

    国際競争時代に突入するITエンジニアに生き残り策はあるか? 日ITエンジニアはいなくなる? 第19回 ITエンジニア獲得競争に勝つ地域、負ける地域 小平達也 2006/10/31 ITエンジニアの競争相手が海の向こうからやってくる。インド、中国、それに続くアジア各国。そこに住むエンジニアたちが日エンジニアの競争相手だ。彼らとの競争において、日エンジニアはどのような道を進めばいいのか。日だけでなく、東アジア全体の人材ビジネスに携わる筆者に、エンジニアを取り巻く国際情勢を語ってもらった ■中国の大連、インドのプネ 連載第17回「日ITエンジニアがインドで学ぶ理由」では、東芝などの大手企業がITエンジニアをインドのプネ市に派遣し、数カ月の間、技術英語、異文化コミュニケーションなどの講義を受講させていることを紹介した。先日、筆者もそのプネ市を訪問したので紹介しよう。 中国では

  • ついに設立! 現在のオフィスはこんな感じ − @IT自分戦略研究所

    ITエンジニア、その独立の軌跡 第3回 ついに設立! 現在のオフィスはこんな感じ ナレッジエックス 中越智哉 2006/10/4 この3月に独立したばかりのITエンジニア。彼はなぜ独立を決意したのか。法人を設立するに当たって、具体的にどんな苦労があったのか。独立を果たしたいま、どんな思いでいるのか。それを語ってもらった。 前々回「起業を夢見る学生時代から独立前夜まで」、前回「法人設立準備に奔走。お役所巡りは大変」に続いて、今回は独立前と独立後の心境の変化、現在のオフィスでの様子などについてお話しします。 ■自分が勤務時間を決める=さぼり放題? いや、働き放題 法人設立を果たすまでは、いままでに行ったこともない場所に出向いたり、見たこともない書類をたくさん書いたりして、ある意味夢を見ているようなボンヤリした意識の中にいたような気がします。退職の翌日も、「もう前の会社に通勤する必要がないのだな

  • 「自分とのミーティング」、その議題とは? ― @IT自分戦略研究所

    「自分とのミーティング」、その議題とは? 堀内浩二 2006/8/29 ■「自分とのミーティング」 こんにちは、堀内浩二です。前回の記事「できる人ほど忙しい、この悪循環を解消する」で特に反響があったのは、「『自分とのミーティング』をスケジュール」という言葉でした。 上記のようなことを「考える」時間をしっかり取りましょう。頻度は、1~3カ月に一度くらいで十分だと思います。 スケジューラに「自分とのミーティング」を書き入れる人がいますが、これは良いアイデアですね。 企業でも、毎月ないし四半期に一度、現在の業績をチェックして、今後の方向性を考えます。いわゆる経営戦略会議です。わたしが考えているのは、それと似たようなイメージです。ただ、企業では「成果」が重要なのに対し、個人では「意味」がより重要だと考えています。目に見える成果よりも、この1カ月、これからの1カ月の意味を重視すべきということです。

  • ITエンジニア、その独立の軌跡 ― @IT自分戦略研究所

    ITエンジニア、その独立の軌跡 第1回 起業を夢見る学生時代から独立前夜まで ナレッジエックス 中越智哉 2006/8/11 この3月に独立したばかりのITエンジニア。彼はなぜ独立を決意したのか。法人を設立するに当たって、具体的にどんな苦労があったのか。独立を果たしたいま、どんな思いでいるのか。それを語ってもらった。 私は、勤めていた会社を今年の2月に退職し、3月に法人を設立しました。 この連載では、私が独立を決意するまでの心境や、法人設立にかかわる苦労、独立して活動を始めて感じたことなどを、学生時代から現在に至るまで時系列にお話ししていきたいと思います。 ■起業家を夢見た学生時代。しかし…… 私が独立したいと考えたのは、この1~2年のことではありません。思えば学生時代に就職活動をしていたときから、現在のように独立した後のことを想像していました。 私が学生だった時代は、「ネットバブル」や「

  • オープンソースコミュニティとともに歩んで - @IT自分戦略研究所

    いま、現場で求められているキャリアやスキルは、どんなものだろうか。連載では、さまざまなITエンジニアに自身の体験談を聞いていく。その体験談の中から、読者のヒントになるようなキャリアやスキルが見つかることを願っている。 オープンソースの世界で中心的な役割を果たすカリスマの1人が、いまGoogleで働いている。オープンソースに関する造詣の深さもさることながら、温和で誰とでも親しくつきあえる人柄やそこから広がる人脈が、彼の人生やキャリアを支えているようだ。 ■Googleのオープンソース活動の中心 いかにも人当たりが良さそうで「面倒見の良い兄貴分」のような印象を受ける。ソフトウェア開発の経験は25年、オープンソースには12年もかかわっているという。となると若手の域ではないはずだが、雰囲気は若々しい。探求心にあふれ、何よりもオープンソースコミュニティに強い愛着を持っている。 グレッグ・シュタイン

  • 複雑な条件を文章で書くべからず ― @IT自分戦略研究所

    コミュニケーションスキルの土台となる図解言語。だが筆者によると、実はその裏に隠れた読解力、国語力こそがITエンジニアにとって重要なのだという。ITエンジニアに必須の国語力とはどのようなものだろうか。それを身に付けるにはどうしたらいいのか。毎回、ITエンジニアに身近な例を挙げて解説する。 ■実務的な国語力が必要とされている 前回「メタ情報とサマリーで『伝わる』ビジネス文」に引き続き、典型的な失敗のパターンから実務的な国語力を身に付けよう。 前回の記事で「こんな説明では分からない」10種類の失敗パターンを列挙した。以下のようなものである。 (1)メタ情報の欠落 (2)要点の分からない見出し (3)複雑な条件の文章表現 (4)分類を表さない名前 (5)過剰な言い換え (6)対称性のない表現 (7)指示代名詞の多用 (8)相互関連の分からない個条書き (9)時系列の乱れ (10)語感と実感のミスマ

  • 暗号実装の魅力を探る - @IT自分戦略研究所

    いま、現場で求められているキャリアやスキルは、どんなものだろうか。連載では、さまざまなITエンジニアに自身の体験談を聞いていく。その体験談の中から、読者のヒントになるようなキャリアやスキルが見つかることを願っている。 携帯電話やカーナビゲーションシステムの普及に伴い、いま組み込み系開発で活躍する技術者が増えている。さらに組み込み系機器では盤石なセキュリティを確保する必要性も高まっている。組み込み系と暗号の最先端を研究するエンジニアを追う。 ■昔から暗号はあった 今回のテーマとなる技術は暗号と組み込み系となるが、まずはその前に暗号のルーツをひもとくところから始めよう。エジプトの古代遺跡に記された象形文字、ヒエログリフを見たことがあるだろうか。紀元前1900年ごろの遺跡に、最古の暗号文が使われていた、といわれている。 紀元前5世紀の古代ギリシャのスパルタでは、革ひもと棒を使ったスキュタレー暗

  • コーチングで風土改革に挑戦 - @IT自分戦略研究所

    コーチングやファシリテーションは、IT業界でも積極的に取り上げられ、活用している企業や個人も多い。そこで連載では、コーチングやファシリテーションなどのヒューマンスキルを活用している人と、その事例を紹介していく。 今回は、システムインテグレーション、ソフトウェアの設計・開発などを手掛けるNECネクサソリューションズ:NEXS(社員数2800人)の人材開発部にて、人材育成、教育研修プログラムの企画・運営を担当されていた中島英幸さんのお話を伺いました。 中島英幸氏のプロフィール:1960年生まれ。1983年、日電気(NEC)入社。人事畑や海外勤務を経て2002年、NEC関連会社5社の合併に伴い、NECネクサソリューションズ人材開発部 人事・人材開発総括グループマネージャに就任。2006年4月より、日電気 コーポレートコミュニケーション部所属。CTIジャパンコーチング応用コース修了、米国CC

  • XML、学びの第一歩 ― @IT自分戦略研究所

    第1回 XML、学びの第一歩 穴沢悦子、木村達哉 2006/7/1 ■開発者の目線でスタートする 「XMLデータ形式を使うメリットを一言で教えてください」とよくいわれるが、XMLという技術は、それを利用する立場によって享受する恩恵が異なるので、この質問の返答はなかなか難しい。 例えばエンドユーザーの場合、「データ形式をXML形式にするかどうか」ということにはあまり関心がないことが多い。たとえXMLが採用されたことによって、よりリアルタイムにかつその場に最も適したフォーマットで情報閲覧ができるようになっていたとしても、一般の利用者はそれでXMLに感謝したりはしない。別にXML以外の技術で実現してくれてもよかったと思っている。 では、なぜXMLがここまで活用されているのか。それは、XMLがシステム開発者に多大な恩恵をもたらしたからだろう。では開発者にどのような恩恵をもたらしたのか。これを説明す

  • メタ情報とサマリーで「伝わる」ビジネス文 ― @IT自分戦略研究所

    コミュニケーションスキルの土台となる図解言語。だが筆者によると、実はその裏に隠れた読解力、国語力こそがITエンジニアにとって重要なのだという。ITエンジニアに必須の国語力とはどのようなものだろうか。それを身に付けるにはどうしたらいいのか。毎回、ITエンジニアに身近な例を挙げて解説する。 ビジネスやエンジニアリングの世界では、実務的な国語力=「情報を整理整頓して分かりやすく他人に伝える能力」が不可欠である。しかし困ったことにその実務的な国語力を学校ではなぜか教えてくれない。典型的な失敗を学び、そこから実務的な国語力を養おう。 ■実務的な国語力が必要とされている 20年前、高校生だった私が最も嫌いな教科は国語だった。 その私がいまでは国語教育の改革の必要性を訴えて旗を振っているというのも妙なものだが、私の理屈は首尾一貫している。要するに「無駄な教育はやっても無駄、まともに意味のある教育をしよう

  • 日本人ITエンジニアがインドで学ぶ理由 - @IT自分戦略研究所

    国際競争時代に突入するITエンジニアに生き残り策はあるか? 日ITエンジニアはいなくなる? 第17回 日ITエンジニアがインドで学ぶ理由 小平達也 (パソナテック 海外事業部 部長/パソナテックコンサルティング(大連)有限公司 董事/早稲田大学アジア太平洋研究センター 日中ビジネス推進フォーラム講師) 2006/6/9 ITエンジニアの競争相手が海の向こうからやってくる。インド、中国、それに続くアジア各国。そこに住むエンジニアたちが日エンジニアの競争相手だ。彼らとの競争において、日エンジニアはどのような道を進めばいいのか。日だけでなく、東アジア全体の人材ビジネスに携わる筆者に、エンジニアを取り巻く国際情勢を語ってもらった ■わが国のグローバル人材戦略とは 2006年5月18日に開催された経済財政諮問会議(内閣府に設置されている機関で、経済財政政策に関し、有識者の意見を反映

  • アジャイルプロセスにコーチング - @IT自分戦略研究所

    コーチングやファシリテーションは、IT業界でも積極的に取り上げられ、活用している企業や個人も多い。そこで連載では、コーチングやファシリテーションなどのヒューマンスキルを活用している人と、その事例を紹介していく。 今回はWebシステムの構築プロジェクトで、アジャイルプロセス(コミュニケーションを重視する開発プロセス)、コーチングなどを盛り込んだプロジェクトファシリテーション(参加者の協業の場作りに重点を置いた、プロジェクトの中でのファシリテーション)を実践した松潤二氏の事例を紹介します。 事例は、アッズーリが受託した案件で、Javaによる企業間取引のWebシステムです。要件定義からリリースまでの新規開発案件で、2005年4月から7月末までの4カ月間で行いました(その後も契約は継続中)。 納品までの1回のサイクル(以下、イテレーション)は2週間で、計画・開発・リリースを8回ほど繰り返しま

  • 検索では見つからない「未来」の見つけ方 ― @IT自分戦略研究所

    検索では見つからない「未来」の見つけ方 堀内浩二 2006/5/26 ■検索では見つからない「未来」 これから、どの道に進もう。そう迷ったときについ、検索エンジンに手が伸びます。例えば「転職」と打つと転職支援サイトが出てきますが、転職支援というのはほとんど求人企業の選択支援であり、転職すべきか否かを決めてくれるわけではありません。「スキルアップ」と打とうが「海外移住」と打とうが基的には同じことです。他者が示してくれるのは、わたしが選択できる「手段」であって、わたしの「目的」ではありません。検索では未来は見つからないのです。 ■決める=判断+選択 「迷う」ということは「決められない」ということですから、まずは「決める」ことについて少し詳しく考えておきましょう。例えばPCを買うときには、 (判断)どのようなPCを望ましいとするか (選択)実際にどのPCを選ぶか という、2種類の「決める」が交

  • 目的・目標・手段で文章を整理する ― @IT自分戦略研究所

    コミュニケーションスキルの土台となる図解言語。だが筆者によると、実はその裏に隠れた読解力、国語力こそがITエンジニアにとって重要なのだという。ITエンジニアに必須の国語力とはどのようなものだろうか。それを身に付けるにはどうしたらいいのか。毎回、ITエンジニアに身近な例を挙げて解説する。 システムについて説明するとき、ITエンジニアはひたすら技術的なスペックについて語ってしまうという失敗をやりがちである。そんな失敗を避けるには、「目的・目標・手段」という考え方を身に付けておくことが有効だ。 ■英語力よりも国語力、ただし文学よりも実務文 今年(2006年)3月末、小学校教育における英語の必修化というテーマについていくつかの報道があった。私はこの件については特に語るほどの意見を持っていないが、知人の間ではあまり評判がよろしくない。しかも、実際に日常的に英語仕事をしていて、かつ仕事ができると認め

  • フリーエンジニアの「時」は「命」なり - @IT自分戦略研究所

    将来を見通し、自らやる気を沸き立たせることができる「セルフモチベーテッド エンジニア」であり続けるためにはどうしたらいいか。その答えを探るため、稚内北星学園大学・東京サテライト校では「ITエンジニア コンピテンシ開発法・概論」が開催され、講師はアイティメディア代表取締役会長 藤村厚夫氏が務めている。今回はNTX 代表取締役 野口和裕氏がゲストとして登壇し、フリーランスITエンジニア経験から得た考えを語った。 ■ITエンジニアの雇用形態の現在と未来 講義で話す野口氏はとても快活だ。人生仕事を前向きに楽しんでいる様子がひしひしと伝わってくる。そんな野口氏のモットーは「成功は失敗のかなたに」だそうだ。当の成功とは失敗を数多く経験した先にあるという。今回、野口氏が語ったのは「働くうえで大切なこと」である。将来独立するかどうかに関係なく、触発される何かがあった。 講義の冒頭、@IT自分戦略研究

  • 独立、さらに起業が目標だった - @IT自分戦略研究所

    いま、現場で求められているキャリアやスキルは、どんなものだろうか。連載では、さまざまなITエンジニアに自身の体験談を聞いていく。その体験談の中から、読者のヒントになるようなキャリアやスキルが見つかることを願っている。 独立への意欲はもとから高かった。就職してから「10年後には独立」と目標を掲げ、ITエンジニアで経験を積んだ。10年は越えたが、11年後に独立。就職してから14年目となる今年は法人化し、格的に会社経営に踏み出そうとしているpluSH(プラッシュ)代表の佐伯健二氏に、これまでのキャリア、スキルを伺った。 ■将来は「何か作りたかった」 最初に触れたコンピュータはMSX。兄が使っていたという。中学や高校時代はMSXのBASICで簡単なゲームを作ることも。コンピュータのほかにプラモデル作りも趣味の1つだった。こうしたプログラミングやメカに触れる経験が、その後の佐伯氏に少なからず影響