脳の神経再生の実現を目指す創薬ベンチャーであるサンバイオは4月17日、同社の再生細胞薬「SB623」を用いた外傷性脳損傷(TBI)による運動機能障害に対して治療が有効である可能性が示唆されたことを明らかにした。 同成果は、米国サンディエゴで開催された米国脳神経外科学会(American Association of Neurological Surgeons:AANS)の年次総会において発表されたもの。今回の試験では、SB623投与群46名とコントロール群15の合計61名のTBIによる運動機能障害を持つ被験者を対象に実施。機能障害評価法の1つであるFugl-Meyer Motor Scale(FMMS)を用いて、24週時点のベースラインからの改善量を比較した結果、統計学的な有意さが認められたという。 TBI向けフェーズ2試験の概要と結果 また、安全性評価についても重篤な有害事象も発生しなか