OJT頼みな企業が多い中、メルカリが「博士課程進学支援制度」を発表した意義:「会社が社員を守る時代」の終焉(1/3 ページ) 社会に出た後も、仕事で求められるスキルや知識を教育機関などで学び続けるリカレント教育をはじめ、かねて学び直しの必要性が指摘されてきました。働き手の側から考えると、学び直しが必要とされる理由は大きく3つあります。 1つ目は、社会に出ることで学びの成果が具体的にイメージできるようになることです。学生のころは「何で、勉強なんかしなきゃならないの?」と疑問に思っていた人でも、社会の一員として仕事に携わるようになると、「このスキルを習得すると仕事に生かせるのでは?」と、学びから得られる成果が具体的に浮かぶようになります。そこから学習意欲が芽生える人は少なくありません。 2つ目は、人生100年時代といわれるようになり、生涯にわたって仕事を持ち続ける必要性が増していることです。6