タイのコンテンポラリーな舞台芸術シーンが語られる時には、必ずその名前が挙がるデモクレイジー・シアター。その中心人物であるタナポン・ウィルンハグンはまだ30代前半の若き演出家だが、ダンスに出自を持ち、近年はTPAM2015での範宙遊泳とのコラボレーション作品『幼女X』や、ドイツのフェスティバル・テアターフォルメン、カールスルーエ市立劇場への招へいなど、国際的なキャリアを着実に積み重ねている。タイの現代社会や舞台芸術のシーンにおいて、彼らの活動はどのような意味を持つのか。また、すでにタイ国内にとどまらない活動をしている彼らは、世界に対してどのような問題意識を持っているのか。さらには新作の構想など、TPAM2017で来日中のタナポンに話を聞いた。 インタビュー・文:藤原 ちから(批評家、BricolaQ主宰) 公開日:2017年7月18日 タナポン・ウィルンハグン(Thanapol Virulh
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