ホンダ初の本格的なリテール向け電気自動車として2020年10月に登場した「Honda e」が、今年1月をもって生産終了することとなった。短いモデルライフで消滅することは、フル電動化宣言をしているホンダにとっては手痛い失敗ともいえるが、はたして敗因は何だったのか。自動車ジャーナリストの井元康一郎氏が、計1万4000km以上にわたるロードテストで得られた知見を交えつつ考察する。(JBpress編集部) >>これが見納めの「Honda e」(写真全20枚) 販売台数が振るわず存在感を示せなかった「Honda e」 2020年に欧州、日本で発売されたホンダ初のリテール向けバッテリー式電気自動車(BEV)の「Honda e」。それからわずか3年あまり後の2023年12月、ホンダはあえなくディスコン(モデル廃止)を宣言した。
![3年あまりのモデルライフで生産終了になる「Honda e」はどこが失敗だったのか EVとしての能力は期待外れだったが、高度な走りのメカニズムは秀逸だった | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/918ea38dc991d54d3e6b085586850c8a1b22f7ff/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2F5%2F1200mw%2Fimg_8584ff85ce2b3e88fe46883d044c3ce8105135.jpg)