【読売新聞】元ヤン子育て日記
京都工芸繊維大(京都市左京区)の60歳代の男性教授が水銀を研究室の流し台から捨てていた問題で、同大学が、教授を相手取り、排水管の撤去費用など約1550万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴していたことがわかった。 11日付。 訴状では、教授は1991~2014年、大学の内規に反して、水銀を含んだ廃液を実験室の流し台から捨てたり、除染せずに水銀を放置したりし、配水管や排水溝、実験室などを汚染させたと主張。大学は、排水管の除染や撤去、実験装置の廃棄などで受けた損害約2500万円のうち、約1400万円の負担を教授に求めている。 問題は、14年9月に発覚。教授は15年3月、停職6か月の懲戒処分を受けた。 教授の代理人弁護士は「排水管の入れ替えの必要性などに疑問があり、裁判の中で反論していきたい」としている。
スマートフォン(スマホ)経由で「セックストーション=性的脅迫」という恐喝行為が広がっている。ネット上で仲良くなった異性に対して画像を送ると、その画像をネタにして脅迫されるものだ。(ITジャーナリスト・三上洋) 「画像をバラまかれたくなかったら20万円払え」 昨年の10月、筆者に相談の電話がかかってきた。相談者の男性いわく「20万円払えと脅迫されています。払わないと『お前の裸の画像をバラまくぞ』と言われているのです」とのこと。朝の10時までに入金しろと脅され、切羽詰まって、朝の8時に筆者に電話してきたものだ。 詳しい手口を聞くと、手の込んだ脅迫であることがわかった。 ・LINEで知り合った女性と仲良くなる(一方的に送られてきたメッセージがきっかけ) ・女性に「動画の交換をしよう」と言われ、相手から性的な動画が送られてくる ・被害者の男性も、自分の下半身の動画を送る ・女性から「このアプリでチ
海水浴客などを狙って車上荒らしを繰り返したとして、千葉県警いすみ署は14日、男3人を逮捕して裏付け捜査を終えたと発表した。 3人は、サーファーが暗証番号によく使うとされる番号などを使って、盗んだキャッシュカードで現金引き出しに成功していたという。 発表によると、3人は県内の20歳代の男。県内での車上荒らし事件で逮捕、起訴され、有罪判決を受けた。同署は、逮捕後の捜査で、3人が2012年3月頃~今年5月頃、いすみ市など県内の22市町村で、計298件約1300万円分の窃盗と窃盗未遂を繰り返したことを裏付けたという。 手口は九十九里浜などの海岸沿いで、海水浴客らの車の窓をハンマーで割るもの。3人は、サーファーが銀行口座の暗証番号を「1173」(いい波)に設定していることが多いと聞きつけ、件数などは不明だが、この番号で現金を引き出すなどしていたという。 同署は「車の中に金品は置かず、暗証番号は容易に
チワワなど犬37匹を役所の許可を得ずに飼ったなどとして、京都府警下鴨署は31日、京都市左京区のアルバイトの男(52)と姉(54)を化製場法違反(無許可飼養)容疑などで書類送検した。 2人は「小型犬が好きで10年ほど前から飼っていたが、育てるのが面倒だった。近くの賀茂川に25匹以上捨てた」などと供述している。 発表では、2人は7月24日、自宅でヨークシャーテリアなどの成犬25匹と幼犬12匹を無許可で飼育するなどした疑い。同法は犬を10匹以上飼う場合、役所の許可が必要と定めている。 近隣住民から「異常に臭い」などと苦情を受けた左京保健センターが2011年以降、再三2人に改善を求めたが応じなかったため、通報を受けた同署が7月に自宅を捜索。2階建てのうち1階の2部屋で放し飼いにされ、糞(ふん)などが放置されていた。
東京都調布市の市立小学校で昨年12月、食物アレルギーのある5年生の女子児童が給食後に死亡した事故を受け、再発防止策を議論してきた同市の検討委員会は23日、教職員の研修強化などの対策を盛り込んだ報告書を、長友貴樹市長らに提出した。 報告書では、全教職員を対象としたアレルギーに関する基礎研修や緊急時対応を学ぶ実技研修、児童のアレルギーへの理解を深める授業の実施などを提言。根本的な対策として、各校の給食室を早急に改修し、アレルギー児童用の料理を調理する専用スペースを確保することも求めた。 一方、報告書の提出の際、亡くなった女児の両親のメッセージが、調布市職員によって代読された。 死亡の原因となった料理の「お代わり」について、同級生から聞いた話として、クラス全体で目標にしていた残飯を出さない「給食完食」に貢献するため、めったにお代わりをしない女児が、お代わりの呼び掛けに手を挙げたという。余っていた
声明では、「今後も国民がより少ない負担で、全国どこでも多様な新聞を容易に購読できる環境を維持していくことは、民主主義と文化の健全な発展に不可欠」としている。 また、同協会は同日、全国の成人男女1210人を対象に昨年11月に行った軽減税率に関する面接調査の結果を公表した。それによると、8割を超える回答者が軽減税率の導入を求め、そのうち4分の3が新聞・書籍にも軽減税率を適用するよう望んでいる。 調査によると、軽減税率について「導入すべきだ」と回答した人は62・3%にあたる754人。「どちらかというと導入した方がいい」と回答した人(262人)と合わせると、8割を超える1016人が導入に肯定的だった。 そのうち、新聞や書籍を軽減税率適用の対象にすべきだと答えた人は428人で、「どちらかというと対象にした方がいい」の337人と合わせると、75・3%が肯定的だった。(全文は以下) 「軽減税率を求める新
女児用の給食(手前)は、名前付きの蓋を付け、他の児童用(奥)とトレーや食器の色を変えて区別した上で、調理員が直接手渡していた 東京都調布市の小学校で昨年12月20日、チーズにアレルギーのある5年生の女児(11)が給食の後に亡くなった。 チーズ入り料理を食べたことによる「アナフィラキシーショック」の可能性が高い。この学校では9月にも、1年生の男児が給食後に救急搬送されていた。子供の命を救うことはできなかったのか。市教育委員会の調査結果から、問題点を検証する。 ◆専用献立表 「余っているよ、食べる人いない?」。5年生担任の男性教諭(29)はその日、給食時間の後半、チーズ入り「じゃがいものチヂミ」を持って教室内を回った。「ほしい」と声をかけたのが、その女児だった。 女児は日頃からアレルギーに対応した特別食を食べているため、担任は「大丈夫か?」と尋ねた。 「これ見ればわかる」。女児が担任に見せたの
栃木県益子町田町地区の呉服店「もおかや」の女将(おかみ)、飯塚フミさん(65)は、地元で夏に食べられている「ビルマ汁」を広めようと、正統派レシピを作った。 ビルマ汁とは、第2次世界大戦で出征した先代が、捕虜となったビルマ(現ミャンマー)で現地の人に食べさせてもらったカレー風味の野菜煮込みスープだ。その味が忘れられず、復員後、自宅で再現した。 勝手に「ビルマ汁」と名付け、嫁のフミさんが作り方を忠実に守ってきた。やはりビルマで捕虜になっていた那須烏山市の男性(95)も、最近フミさんのビルマ汁を食べて「この味だよ」と感激したという。 「最近はアレンジを加える人もいるが、本当のビルマ汁を知ってもらいたい」と、主婦グループ「田町なでしこ会」と共同でレシピを完成させた。 ナス、インゲン、トマトなどの夏野菜と豚バラ肉を和風だしで煮込み、カレー粉で味付けする。酸味が利いてサッパリしている。土祭(ひじさい)
中国・秦皇島で行われているボクシングのロンドン五輪予選を兼ねた女子世界選手権で、日本勢はフライ、ライト、ミドル級の五輪実施全階級で出場枠獲得に失敗した。 日本は当初、8強入りが五輪枠獲得の条件と把握。だが実際は、フライ級とライト級がアジア上位2人、ミドル級は同1人と大陸別に枠が割り振られており、情報収集の不十分さが浮き彫りとなった。 日本がこの事実を知ったのは、10日に当地で行われた監督会議。樋山茂監督は「アジア各国も驚いていた。通達は受けていなかった」と話したが、英文の大会要項には明記されていた。正確に理解していたアジアの国もあり、日本は重要な項目を見落としていたと言うほかない。 今後、日本勢はアジアで各階級1枠の推薦枠に望みを託す。しかし、これは今年1月までに国際アマチュアボクシング協会(AIBA)へ申請することが必須だった。日本は、現時点で「確認中」とし、申請が必要だったことを知らな
太陽が月に隠れてリング状に輝く今月21日朝の金環日食。観察には専用の日食めがねが必須だが、国立天文台は「観察し終わっても日食めがねは捨てないで」と呼びかけている。金星が太陽の前を横切る珍しい天体現象「金星の太陽面通過」が6月6日、日本各地で観察できるからだ。前回の2004年6月から8年ぶりだが、次回は105年後にならないと見られない。 この現象は、太陽と金星、地球がこの順で一直線に並んだときに起こる。東京では6月6日午前7時10分ごろ、太陽面の左上に「ほくろ」のような金星が見え始め、斜め右下に向かって少しずつ移動。約6時間半後の午後1時47分ごろに太陽面から出る。他の地域でもほぼ同じ時間帯に観察できる。
栃木県鹿沼市で今年4月、登校中の児童6人をクレーン車ではねて死亡させたとして自動車運転過失致死罪に問われた同県日光市大沢町、無職柴田将人被告(26)の第3回公判が15日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)であった。 被告人質問と柴田被告の母親の証人尋問が行われ、柴田被告は、持病のてんかん治療を母親任せにし、3年前に人身事故を起こした後も服薬を怠っていたと明らかにした。 被告人質問で、柴田被告は、小学3年でてんかんを発症して以来、母親が治療や服薬を全て管理していたと話した。「何かあれば母親が言ってくれる」と検査結果は母親を通じて聞き、服用薬の変化にも関心がなかった。高校中退後は、服薬の徹底を指示する母親への反発から意図的に服薬しないこともあった。 2008年4月にも、服薬せずに鹿沼市で運転中にてんかん発作を起こし、小学生に重傷を負わせる事故を起こしたが、裁判で原因が「居眠り運転」と判断され、その後
九州電力玄海原子力発電所がある佐賀県の古川康知事が簡易投稿サイト「ツイッター」で、原子力を否定する人を愚弄する「つぶやき」を自分の「お気に入り」に登録していたことが分かり、13日の県議会で取り上げられた。 知事は「インターネット上で話題になるまで知らなかった。恐らく間違って登録されたと思う」と釈明した。 県議会で質問した宮崎泰茂議員(市民リベラルの会)によると、登録していたのは「地震ごときを理由に原子力を否定するなんて、いったいどれだけ軟弱なんだ。そんな女々しい奴は、豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ」などという文章。別の人物が6月25日につぶやいた内容だった。 お気に入りリストは、本人以外も閲覧可能。知事のリストにこの文章があることがネット上で話題になったため、7月6日に削除したという。この日は、やらせメール問題が発覚した日だった。
【ワシントン=山田哲朗】米ミネソタ州のメイヨー・クリニックの研究者らが、蛍光たんぱく質の遺伝子を組み込んだ「光る猫」を誕生させた。学術誌「ネイチャー・メソッズ」電子版で発表した。 研究チームは、猫の後天性免疫不全症候群(AIDS)を遺伝子レベルで予防する研究の過程で、猫の卵母細胞に、ウイルスを使って緑色蛍光たんぱく質(GFP)の遺伝子を挿入した。 3匹の子猫が無事に成長し、暗闇で特定の波長の光を当てると、GFPが発現している全身が緑色に光った。 GFPは、ノーベル化学賞を受賞した下村脩博士が光るクラゲから抽出するのに初めて成功。生命科学では、狙った物質を追跡しやすくするためGFP遺伝子を組み込むことが多く、すでに光るハエやマウス、豚などが生まれている。
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