国内で現存するものとしては最古とみられるそろばんが、老舗メーカーの雲州堂(大阪市中央区)で見つかった。16世紀末、豊臣秀吉の天下取りを支えた軍師、黒田官兵衛の側近が秀吉から与えられたものとされ、作りは豪華で保存状態も良好。7日から同市内で開かれる文具の見本市で初公開される。 そろばんは中国式の「二-五珠(たま)」。枠が紫檀(したん)材で銀の装飾があり、片面に「貫」など重さの単位が、裏面には「石」などコメの量の単位が、それぞれ記されている。雲州堂が戦後間もないころに入手したが、製造年代などは不明だった。 謎解きのきっかけは官兵衛ブームと、そろばんを収めた木箱に墨書された「四兵衛重勝拝領算盤」の文字。四兵衛重勝は、官兵衛の側近である「黒田二十四騎」の一人、久野重勝のことだった。 雲州堂の日野和輝社長が今年2月、黒田二十四騎の企画展を開催していた福岡市博物館に問い合わせたところ、関係する2通の古
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