タグ

ブックマーク / hibiki.cocolog-nifty.com (20)

  • 図書館等職員著作権実務講習会を受講してみた - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    先週後半の3日間、 平成20年度 図書館等職員著作権実務講習会 というものを受講してきました。 うちの職場の場合、前年度末にある程度受講したい研修を申告しておく必要があるんですが、その時はこの一番くそ忙しい時期と講習会が重なるとは思っていなかったので、職場で管理職等と呼ばれる立場にならないうちに、と思い立って受講申告してしまったのでした。 以下、セミナーの良し悪しを語れるほど著作権に詳しくないので、ひとまず感想のみ。 今回は九州会場に生講師が派遣され、残りの京都会場と東京会場は中継映像の投影されたスクリーンを眺めての聴講でしたが、音声もクリアで全く違和感なし。問題は、講師に手を挙げてちょっと質問、ということができないというだけで。まあ、東大駒場の大教室に何百人もみっしり詰まった状態でそれが可能だと、大変なことになると思いますが。 実は9年程前に、同じ文化庁主催の「著作権セミナー」というのを

    図書館等職員著作権実務講習会を受講してみた - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 6/18読売のシリアルズ・クライシス記事について(6.21加筆) - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    6月18日にYOMIURI ONLINEに掲載されたこちらの記事について。 大学が学術雑誌買えない : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 地方の大学とはいえ、国立大学にしてこの状況なのか、というのは結構インパクトがありました。国立大学は、国立大学図書館協会として出版社と団体交渉が可能だし、教育研究機関として国の補助も受けやすい立場にあるとは思うのだけど、大学による貧富の差というのはどうしようもないのだと実感しています。大体、ジャーナルって1タイトル当たりの年間購読価格は10万円以下のものから数百万円のものまでまちまちだけど、まとめて積み上げた時の契約額が当に大きくて目立ちまくるので、真っ先に経費削減の槍玉に挙げられてしまう、何て損な製品なんだろう、と思うわけです。 ということで、シリアルズ・クライシスは全然終わっていません。みんな終わって欲しいと思ってるだ

    6/18読売のシリアルズ・クライシス記事について(6.21加筆) - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
    copyright
    copyright 2008/06/21
    はてブコメントには、私も逐一反論したくなった。学術雑誌の価格高騰は10年以上にわたって続いているので、打てる手は全て打ち尽くしたんだよ。長谷川さんのこの文献を読め。http://www2d.biglobe.ne.jp/~st886ngw/hasegawa/ssk9909.htm
  • TRCとDNP - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    友人経由でごく最近知りましたが、TRC((株)図書館流通センター)っていつの間にかDNP(大日印刷(株))の傘下に入っていたのですね。DNPと言えば印刷だけでなく情報系のアイテム(ICタグ、リライトカード(利用券)等々)や出版も扱うということで、2社の間にまるきり関連性がないわけではないけれど、TRCって勝手に公共性の強い企業というイメージを抱いていたので、大きい営利企業の傘下へ、というのがちょっと意外でした。 あと、TRCのWebを見ていて、(株)図書館総合研究所のサイトの存在に気づきました。何かと思えば、TRC系列の図書館業務委託や運営の請負会社のことでした。サイトあったんだ、ということよりも、今年5月1日までサイトがなかったというのが不思議です。 しかし図書館総研の「業務内容」等をつらつら見てますけど、この業務内容でちゃんと儲かっているのか?というのは他人事ながらかなり不安。まあ、

    TRCとDNP - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
    copyright
    copyright 2008/05/24
    確か丸善もDNPと資本提携していたはず。これからはDNPが日本の図書館界を左右するのかな。
  • 図書館という迷宮の出口はどこ? - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    以下は最近はてな界隈で話題の、同じ方のブログエントリ2件。 図書館業界の腐りゆく状況 - 火薬と鋼 それでどうするんですか - 火薬と鋼 これを書かれた方と同様、自分も図書館の金の流れをどうしたら良いかなんて腰入れて書くのは大嫌いです。当はそういうことを考えるのは仕事だけにしておきたい気持ちがかなりあります。 と言いつつ手前の仕事がらみの近況を少しだけ申し上げますと、洋雑誌の経費節減の為にさんざん頭を捻って方策を考えて、系列館の皆で努力してそこそこの成果は出せたというのに、それに対して努力が足りないとケチ付けられました。もっと成果(あくまで経営面での成果であり、必ずしも利用者の為になる成果ではない)を出さない限り、洋雑誌の購読契約が遅れても致し方ない、とか言われて、苦し紛れの成果(と言って良いかも疑わしいもの)を打ち出すしかなく、系列館からも努力が足りない、と言われてしまうような状況に

    図書館という迷宮の出口はどこ? - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • ブログをハンドルで書く理由 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    以下は、「実名で活動してたほうがプライバシーは制御しやすいのかも。 - 図書館情報学を学ぶ」の記事を読んで思ったことです。 かねてからARG編集長の岡様も主張されているとおり、インターネットで言論活動を行うに当たって研究者が実名を出すことは、豊かな人脈を築く契機になる等の面でプラス要素が大きいと常々考えております。 しかし、実名を出したくても出せない場合というのがあります。そもそも普通の図書館員の場合は、固有の名前を有した一個の職業人である以前に役人であるとか、企業や団体の社員・職員であるとかいう場合が多い訳で。その辺に関しては以前拙ブログの「図書館員の能力・業績とホームページについて」で考察しました。 残念なことに、日においては一個人の発言を、その人物が属する組織と切り離すことはそう容易ではありません。 筆者の場合、ずるいかも知れませんが、個人として語る場を保つために実名をここでは伏

    ブログをハンドルで書く理由 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 図書館不要論について - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    以下の2件のブログエントリを読ませていただいて考えた所を、こんな場末のブログで書いても何にもならないだろう、と思いつつ、書くだけならタダなんで一応だらだらと書いておきます。 公立図書館運営費は医療費にまわそう! - Ceekz Logs それは、図書館があった方が安くつくからだよ - かたつむりは電子図書館の夢をみるか まず、図書館の有料化の問題についての考えは、先日も書いたとおりです。その後、DORAさんのところのエントリを読ませていただいて、折角保障されている権利を、お金の問題にこだわってあえて手放すようなことは止した方が良いと改めて考えた次第です。だから、有料化問題は今回は棚上げしておきます。 図書館不要論について一言だけ申し上げますと、知る権利を生存権と天秤にかけるという考え方はちょっと拙速ではないかと思います。 例えば最近は病院図書館も医師の研究の為だけでなく、患者やその家族が病

    図書館不要論について - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 図書館有料化の話に少し便乗してみる。 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    最近図書館系ブログで図書館の有料化の話が盛り上がってるようですが、風邪っぴきやら別館の更新やらで出遅れて、今頃になりちょっとずつ他の方の記事を読んで消化しているところです。 大体何かあると図書館が無駄遣いとか何とか言われてフルボッコにされるのが気に入らないのですけれどね(この辺かなり私情が入る)。図書館を有料化するとかそういう話の遠因もそこら辺にあると思うので。 20年近く昔の図書館情報学教育を受けた人間なもので、個人的には以下のご意見に最も賛同したいところ。 Tohru’s diary - 有料化、有料化というけれど 公共図書館が無料というのは、基は税金で運営されるのだから当然だと思うし、そもそも儲けが出ることが想定されていない事業なんだからふざけるな、資料費ぐらい出してくれよけち、って思いますが、その理論が最近の行政の中では通じなくなっているから、図書館を運営管理する立場の人が困って

    図書館有料化の話に少し便乗してみる。 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 「町の本屋さん」が無い町の住人より - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    以下は、先日の毎日新聞の記事「発信箱:屋がなくなる=中村秀明(経済部) - 毎日jp(毎日新聞)」を読んでの感想です。 子供の頃、家から歩くと30分ぐらいかかる「町の屋さん」にたまに連れて行ってもらって、そこで主に「なかよし」等の女の子雑誌や、時々児童書(うちの親は偉人伝を読ませるのが割と好きだったなあ)を買ってもらえるのは確かに嬉しかった覚えがあります。 引っ越しで一旦その町を離れて、8年後に再び戻ってきた時、町に駅ビルなんかができて栄えているのに反比例してその屋さんが品揃えも店内の雰囲気もすっかりさびれまくっていたのは悲しかったです。今思えば取次からが回ってこないとかの問題もあったんでしょうね。町の屋さんが消費者へのアピールに知恵を尽くしたとしても、取次の体制として小さい書店にが回って来づらくなっているんだからどうしようもありません。 で、一消費者としては、がなかなか入っ

    「町の本屋さん」が無い町の住人より - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • Webcat Plusで遊んでみる - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    NIIのWebcat Plusの連想検索は、凄いらしい。と常々聞いています。新聞記事等の文章を検索枠に貼り付けて連想検索にかけると、その文章に関連する図書の書誌レコードをずるずると連想的に引っ張ってきてくれるという評判です。 そこでふと、「2chとかのカオスな言語世界をWebcat Plusの検索にかけたらどうなるだろう?」と思い立ち、早速やってみました。 まずはまっとうなところで、最近はてブで人気を呼んでいる「痛いニュース(ノ∀`):インドで「柿ピー」が大ブームの兆し」の元ネタ「インドで柿ピーが大ブーム? 国際親善 - goo 自動車&バイク」の文を貼り付けたところ、トップに出てきたのはこんなでした。 1件目にカレーライスのが出てきました。……柿ピーどこ?と思ったら、9件目にようやく柿のが出てきてますが、多分柿ピーとは関係ないかと思われます。 ただ、3件目に、 スズキのインド戦略

    Webcat Plusで遊んでみる - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 創作者のプライドと著作権 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    かなり今更ですが、ここ2週間ほどの間に出てきた、松零士vs槇原敬之(マッキー)問題とかテルーの唄盗作(?)問題とかについて思ったこと。 どうも追及している側もしくはマスコミの皆さんが、著作権法上の権利と創作者としてのプライドの問題をごっちゃにしてるような気がして仕方がありません。 まず、松先生の主張(MSN毎日インタラクティブ10月19日記事より)には、何よりも先に創作者のプライド故の傲慢さを感じ取ってしまいました。筆者自身は999のコアな読者・視聴者ではないのであのフレーズは存じませんし、ましてやマッキーが当に知らなかったのかなどは分かりません。ただ、あのフレーズには無意識に身体に染みこんで来るパワーはあるんだろうな、と思います。とはいえ、松先生の付けてきた因縁苦情は、その創作者の身体に染みこんだ(かも知れない)ものについて今更「返してくれ」と言っているようなものなので、ちょっと

    創作者のプライドと著作権 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 登録利用者制度を使ってみました - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

  • 六本木ライブラリーの会費値上げについて - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    SNS経由で知ったのですが、あのアカデミーヒルズ六木ライブラリー(以下、『六木L』。)の会費がこの4月から大幅に値上げされたようです。 ばっくどろっぷ非常勤日記: 六木ヒルズにある会員制図書館が月額57.5%も値上げした!?。 [ITmedia  D Blog] 六木Lには1回見学に行ったことがあります。薄給な上に自宅からはちょっと遠いので会費を払ってまで使おうとは考えませんでしたが、起業精神に満ち、ある程度資金も貯めてお友達も欲しい人、あるいは公共施設が閉まってしまう深夜近くまで勉強したい人にとっては何て素敵な場所なんだ、と羨んでおりました。 で、上の記事を読んで抱いた感想は、「普通の公立図書館で事足りる人はあえて六木Lを使わなくてもいいのでは?」というものでした。無線LANぐらいは公立館の一部はもちろん、ファストフード店でも使える時代になってますし。日経テレコン21の月額料

    六本木ライブラリーの会費値上げについて - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 国立国会図書館、独法化提言に反論する - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    国立国会図書館(以下、NDL)の法人化問題。自民党行政改革推進部がまとめた「国会事務局改革に関する提言」について2月10日に推進部総会で可決されたそうです。 国会事務局改革案:国会図書館が独立行政法人に?(MSN毎日インタラクティブ) 国会図書館は独立行政法人に、自民が国会事務局改革案(YOMIURI ONLINE) さてNDLではこの動きにどう考えてるんだろうか、と思っていたら、何と同館で2月10日に以下のような異例の記者発表が行われました。 [PDFファイル]国立国会図書館の役割について(NDLサイトより) 文中で「当館としては両議院の議長及び議院運営委員会の指示に従うものであって、政党の『提言』についてコメントする立場にありません。」と言いつつ、国立国会図書館が国会と国民の双方に対し果たすべき役割についてかなり踏み込んで言及した内容になっています。こういう主張を迅速に発表できる

    国立国会図書館、独法化提言に反論する - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 図書館に静脈認証システムが - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    既にあちこちの図書館系ブログで取り上げられている 茨城県那珂市様の市立図書館システム構築を受注(富士通 12月22日付けプレスリリース) の貸し出しカード不要、初の静脈認証で…茨城・那珂(YOMIURI ONLINE) の件について。 現在建設中(2006年10月開館予定)の那珂市立図書館では、非接触型手のひら静脈認証技術により、貸出などの図書館サービスを受ける際に図書館カードがいらなくなり、ただ手のひらをかざせば良くなるようなシステムを構築するそうです。日の朝日新聞朝刊15面の記事(12/23 17:00現在アサヒコム未掲載)や上の読売新聞の記事で日図協もコメントしているように、確かに少なくとも国内の図書館では使われていなかった技術だと思います。 個人的には、銀行などで財産を保護するためならともかく、図書館の利用の利便化と引き替えに、自分の静脈の情報という結構重要な生体機密データを提

    図書館に静脈認証システムが - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 第7回図書館総合展参加レポート - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    遅くなりましたが、水曜日に第7回図書館総合展に出かけてきました。地域資料デジ研さんや農林水産研究情報センターさんのブース他で数々の既知の方、そして初対面の方などに出会い、お話しし、楽しいひとときを過ごさせていただきました。幾人かの学校の後輩に当たる皆さんにもお会いしたのですが、それぞれに自分など足元にも及ばない頑張りを見せていて、ただ圧倒されるばかり。 ところで展示会場に先だって出向いたのは総合展運営委員会主催フォーラム「Google and Libraries」(Google図書館)で、グーグル株式会社の村上社長の講演でした。内容は“Google Book Search”(旧 Google Print)のサービス目標と機能についての解説。村上氏がGoogle Book Searchのゴールとして掲げていたのは、 「著作権を守りながら、すべての言語で、すべての書籍の、包括的で検索できる仮

    第7回図書館総合展参加レポート - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • 日々記—へっぽこライブラリアンの日常—: 検索エンジンと図書館

    少し前から、GoogleYahoo!の検索ボックスに「"Find in a Library" keyword site:worldcatlibraries.org」と入力するだけで、OCLCのWorldCatに収録されている書誌データや所蔵データを検索することができるようになっていると知りました。 例えば上記の検索エンジンの検索ボックスに「"Find in a Library" snoopy site:worldcatlibraries.org」と入れた場合の結果はこんな感じです。 Yahoo!検索 - "Find in a Library" snoopy site:worldcatlibraries.org "Find in a Library" snoopy  site:worldcatlibraries.org - Google 検索 (2005.11.6注:“site:world

    日々記—へっぽこライブラリアンの日常—: 検索エンジンと図書館
  • 図書館を束ねる非司書の事務屋さんへ - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

  • 国立国会図書館の「児童ポルノ」閲覧制限措置 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    昨日(7月17日)の朝日新聞に掲載されていた記事。 「児童ポルノ」閲覧制限 国会図書館、摘発対象指摘受け(アサヒコム) 国立国会図書館(以下、NDL)では、1999年の児童ポルノ禁止法施行に伴い内規として、同法違反が裁判で確定、あるいは係争中となっている資料の閲覧・コピーを禁止していたにもかかわらず、該当する写真集を閲覧・コピーできる状態にしていたことが今年4月に朝日新聞社の指摘で発覚。これを受けて、当該資料を利用禁止にするとともに法務省に条件に合致する資料リストの提供を求めたところ、そうしたリストは存在しないと断られただけでなく、「逆に、児童ポルノにあたる構成要件は法で明示していることから、『図書館で判断できるはず。もし児童ポルノを提供しているとわかれば、摘発対象にもなりうる』と、自主的な対応を迫られた」(記事より)ため、今月中にNDLで自主的にリスト作成を開始し、「該当すれば内規に従っ

    国立国会図書館の「児童ポルノ」閲覧制限措置 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―
  • がんばれ専門図書館 - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

  • 研究者にとってのオープンアクセス - 日々記―へっぽこライブラリアンの日常―

    copyright
    copyright 2005/06/09
  • 1