こういうの大好きだ
今年最も素晴らしい錯視に選ばれた「double axis illusion」。どこを注目するかによって、横回転しているようにも見えるし、縦回転にも見えるし、時計回りにも反時計回りにも見える https://t.co/6nW83nd0mz
はじめに行動主義はJ.B.Watsonが最初に提唱した心理学の哲学だ。この哲学は、現代では下火のように見なされてたり、あるいは棄却すべき対立仮説のように扱われることが多い。 しかし、実際には認知心理学者、あるいは認知科学者が槍玉にあげる行動主義は、誤解に基づくものか、そうでなくても「その行動主義を自称している行動主義者は現代にはいないよ」と言わざるをえないような藁人形論法であることが少なくない。 そこで、行動主義の誕生から現代的な展開までの歴史について、ごくごく簡単にまとめてみようと思う。 Watson の行動主義行動主義は、Watson が 1913 年に提唱した。 Watson の基本的な主張は、ご存知の通り「心理学の対象を客観的に観察可能な行動に限る」というものだ。 当時の心理学は Wundt の提唱した「内観法」を用いて人間の持つ「観念連合」を記述する、というものであった (余談だ
【読売新聞】統計学の原罪と救済 評・三中信宏(進化生物学者) 統計データ解析の界隈(かいわい)では、数年前から、これまで長らく使われてきた個々の解析手法ならびに一般的な研究ワークフローをめぐって論議の高まりが目につくようになった。本
日本行動分析学会「体罰」に反対する声明文を策定するタスクフォース 1 日本行動分析学会 「体罰」に反対する声明 2014 年 4 月 17 日 Ⅰ. 声明文 Ⅱ. 解説 Ⅲ. よくある疑問への回答 Ⅳ. 資料 日本行動分析学会理事長 園山繁樹 「体罰」に反対する声明文を策定するタスクフォース 委員長 ○島宗 理(法政大学) 副委員長 ○吉野俊彦(神戸親和女子大学) 委員[五十音順] ○大久保賢一(畿央大学) ○奥田健次(行動コーチングアカデミー) ○杉山尚子(星槎大学大学院) ○中島定彦(関西学院大学) ○長谷川芳典(岡山大学) ○平澤紀子(岐阜大学) ○眞邉一近(日本大学) ○山本央子(ヤマザキ動物専門学校/帝京科学大学) 日本行動分析学会「体罰」に反対する声明文を策定するタスクフォース 2 Ⅰ. 声明文 日本行動分析学会は「体罰」に反対します。 「体罰」は、教育や指導、訓練などの文脈で
夫婦間のコミュニケーションのすれ違いを「脳の性差」で説明する『妻のトリセツ』(講談社+α新書)がベストセラーになっている。「脳科学本」はこれまでもたびたび話題を呼んでいるが、科学的根拠はどうなのか、何が人々を引きつけるのか。 『トリセツ』の編著者は人工知能研究者の黒川伊保子氏で、累計部数は約35万部に達した。本では「女性脳は、半径3メートル以内を舐(な)めつくすように“感じ”て」「女性脳は、右脳と左脳をつなぐ神経線維の束である脳梁(のうりょう)が男性と比べて約20%太い」など、男性と女性の脳の機能差を示すような具体的なデータを出す。そして「いきなりキレる」「突然10年前のことを蒸し返す」など夫が理解できない妻の行動の原因を脳の性差と結びつけ「夫はこういう対処をすべし」と指南して支持を集める。 一見科学的に見える主張だが、科学者はどう読んだのか。 脳科学や心理学が専門の四本(よつもと)裕子・
教育学とか社会学とか経済学とか精神医学とか看護学とかビジネススキルとかの問題を心理学部で学べると期待してる学生に遭遇しすぎるので「心理学に興味がある高校生に向けた心理学部に進まないための心理学教室」をやりたいんですが だれか一緒にやりませんかね — べとりん (@piyoketa) March 26, 2019 あなたが"心理学に興味があると言っている高校生"に出会ってアドバイスを求められたら、とりあえず「心理学部には行くな」と言っておくとよい。 現在、大学の心理学部で行われている「心理学」とは、概ね、統計を用いて、できるだけ自然科学的に妥当な手法で人の心を明らかにしようとする学問であり、基本的には認知心理学や行動心理学などである(※1)。 あと、心理学は統計学わからんやつは来るなというのもアピールしておきたい(笑) あと、臨床心理(カウンセリング)や性格心理学は、心理学の極々一部で、基本
杉原教授は3月に明治大を定年退職するに当たり、12日に最終講座を行った。10年間の錯視研究で、「タネ明かしをしても脳は錯覚を修正できないこと」と「両目で見ても錯覚は起こる場合があること」に衝撃を受け、その上で1つの疑問が浮かんだと話す。 「非直角を直角に見せる」新たな立体トリックを考案 ペンローズの四角形に見える立体を作ったのは、杉原教授が初めてではない。従来も、実際にはつながっていない四角柱をつながっているように見せかける「不連続のトリック」や、四角柱を曲げてつながった立体を作る「曲面のトリック」といった立体化があったが、杉原教授は「直角に見えるところに直角以外の角度を使う」という方法を取った。 非直角のアプローチでは、四角柱は曲がらず、不連続にもならない。
人間の残虐性を例証したとされる「スタンフォード監獄実験」が、実はすべて計画された詐欺だったとの疑惑が浮上。過去の膨大な資料を調べ、被験者たちにも接触したフランス人研究者が明らかにした“真実”とは──。 それは世界中に知れ渡った実験である。どこにでもいるごく普通の大学生20数名を集め、監獄を模した環境に置く。その20数名をくじ引きで看守と囚人に分けると、数日後、看守になった若者たちがサディズムの権化のように振る舞いだし、実験を中断せざるをえないほどになった。 1971年に実施された「スタンフォード監獄実験」は、私たち人間の心の奥底には「悪」が眠っており、他人を思いのままにできる状況になると、その「悪」が目覚めることを例証した実験として知られる。発表と同時に注目され、無数の論文に引用されることになった。 「とりわけドイツや旧共産主義圏の国々でよく知られている実験です。米国でもこの実験の話は高校
文房具というのはいろいろと進化していて、例えばルーズリーフの紙ひとつとっても紙が上質になっていたり、罫線が視認しやすくなっていたりと、昔と比べて書きやすいものになっている。 ただ、それでいいのかという思いも無くはない。書きやすいだけがルーズリーフの進化なのか。それが善なのか。 逆にアレだ。書きにくい方向に良くなってる、という解釈で進化してみるのもありだろう。 これは、そういう勢いだけで『書きにくいルーズリーフ』を作って後悔した話だ。 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー) 前の記事:ハイチュウと柿の種はJAXA認証済みの宇宙食である > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k 書き
「2018年ベスト錯覚コンテスト」で明治大学の杉原厚吉さんが優勝!2018.10.29 18:0027,172 Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文] ( 岡本玄介 ) 不思議すぎて脳トレにもならないくらい。 科学者や神経学者といった研究者たちだけでなく、芸術家らも参加するイリュージョンのコミュニティーが、毎年「ベスト・イリュージョン・オブ・ジ・イヤー」という錯覚大賞を決めています。 このたび2018年度の作品が決定したので、1位から3位までの作品をチェックしてみましょう。 第1位2018年に優勝したのは、明治大学の杉原厚吉さん。かつて、いくらクルクル回転させても絶対に右しか刺さない矢印オブジェを作った方として、記憶に新しいかと思います。 今年はこちらの、指で回転させると2枚の鏡に写った姿がどれも違う立体に見える不思議なイラスト『三重多義立体』でトップを座を獲
ブコメにフォーマットに沿ってほしいという要望があったので、文意を変えないようにフォーマットに合わせてました。また、ですます調に変えました。最初のバージョンも末尾に残しておきます(10/11 12:39)。 https://anond.hatelabo.jp/20181010122823の流れに乗って、心理学について書いてみます。 はじめに心理学は大きく分けて以下の2つに大別されます。 基礎心理学(知覚・学習・認知・パーソナリティ・社会など)応用心理学(臨床・教育・健康など) これから書くことは概ね、すべての心理学に当てはまると思いますが、臨床心理学はやや特殊なので割愛します。 また、私見に満ちている文章なので心理学者からも異論反論あると思います。なお、筆者は一応、基礎系心理学の博士号を持っています。 論文事情はじめに心理学は日本語論文も英語論文も書きますが,結論から述べると、論文については
Jay Van Bavel @jayvanbavel Today I had a chance to listen to the taped recording between the Warden and Prison Guard at the Stanford Prison Experiment. That conversation spawned this fantastic blog about experiment, but it also revealed much more that wasn’t in the blog medium.com/s/trustissues/… 1/n 2018-06-13 08:05:33 Jay Van Bavel @jayvanbavel This was part of a brillian talk by @alexanderhasla
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 鏡の前に置いた物が、鏡の向こうではなぜか形を変えたり、消えたりする。坂道を転がり落ちるはずのボールが、逆にコロコロと坂を上っていく。 鏡の向こうでは、角柱が円柱になる「変身立体」 ガレージの屋根の形が変化 立体の一部が消えてしまう「透身立体」 目を疑うような「不可能立体」を次々に作り出すのは、明治大学で「錯覚/錯視」を研究する杉原厚吉教授だ。発表した作品は国際的な錯覚コンテストの上位に入賞し、過去には「錯覚美術館」や科学未来館の展示なども手掛けてきた。 杉原教授が錯覚の研究を始めたきっかけは、「ロボットの目」にあるという。プログラムが導き出した、ある意外な「解」――そこから始まった30年以上にわたる研究から見えてきたのは、人間にとって“意地悪な立体”の存在と、それをコントロールすることの意味だった。(聞き手:杉本吏) 杉原厚吉 明治
東京大学(東大)は、同大の研究グループが、ラットに多数の選択肢があるような迷路課題を解かせ、課題を効率的に解くために必要な作業記憶(ワーキングメモリ) が、海馬の神経活動によって形成されていることを解明したことを発表した。 この成果は、東京大学大学院薬学系研究科の佐々木拓哉助教らによるもので、1月16日、英国科学誌「Nature Neuroscience」に掲載された。 脳に電極を埋め込んだラットに空間迷路を解かせる(出所:東大ニュースリリース) 動物は、現在の作業に必要な情報を一時的に記憶し、その記憶に基づいて一連の作業を効率的に実行することができる。こうした記憶は「作業記憶(ワーキングメモリ)」と呼ばれ、その神経メカニズムの解明のために多くの研究が行われてきた。 従来、作業記憶には、前頭皮質や大脳基底核などの脳領域が重要と考えられてきた。一方、海馬とその近傍の歯状回といった脳領域は、過
はじめに若手のUIデザイナーから「使いやすいアプリをデザインするために認知心理学を勉強したい。どんな本を読んだらいいですか?」と相談を受けたので、いくつか紹介してみます。ちょうど、大学入試センター試験(国語)で「デザイン」や「アフォーダンス」が取り上げられたこともあり、このタイミングで書いてみることにしました。 認知心理学の学問分野は広大ですし、僕は認知心理学者ではありませんので、あくまでも、1)デザイナー向けに、2)仕事に役に立つ、3)入門書、 という観点で選びました(前半の入門編)。 (僕自身は、多摩美術大学の大学院生の時に、須永剛司教授(現・東京藝大)の研究室で、インタフェース・デザインの実践研究をしながら、文献や論文、ゼミの輪読、学会や勉強会などを通じて、認知科学/認知心理学を学び、それがその後のインタラクション研究に続いていきます。) 後半の中級〜上級編には名前がよく出てくる有名
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