身体が痒くなったとき手足のない魚たち、特に身体をこすりつける場所もないような遠洋の魚たちはどうしているのでしょうか? 実は彼らは恐ろしい捕食者であるサメを「孫の手」として利用することがあるようです。 西オーストラリア大学(UMA)マリン・フューチャーズ・ラボに所属するクリストファーD.H. トンプソン氏ら研究チームは、多くのマグロが体をサメに擦りつけて、自分を綺麗にしている様子を発見しました。 しかもマグロたちは互いに道具を貸し借りするかのように、順番を守ってサメに体を擦りつけていたのです。 私たちから見てマグロは美味しい魚なので、サメに近づくなんて危険な気がしてしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか? 研究の詳細は、2022年10月19日付の科学誌『PLoS ONE』に掲載されました。 Large fish prefer using sharks for scraping htt