「朝鮮人が井戸に毒を入れたらしい」 100年前の関東大震災、根拠のないうわさを信じた民衆や警察によって、多くの朝鮮半島出身の人たちが殺害される事件が起きました。 命に関わる事態を引き起こすおそれもある、災害時のデマやフェイク。 最近の災害でもたびたび広がり、中には災害対応が混乱したケースもあります。 いったいどうすれば? 「知ること」により、そのリスクを減らすことが出来るかもしれません。 関東大震災 うわさが殺害につながった 関東大震災 東京 有楽町付近の火災 国の中央防災会議の報告書によりますと、100年前、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災では、直後から「富士山が大噴火」といったうわさが広がりました。 「朝鮮人3000人が襲って来る」「朝鮮人が井戸の水に毒を入れた」といった根拠のない情報も流れ、それを信じた民衆や軍、警察によって朝鮮半島出身者が殺害されました。報告書で