正直に言って、私の周辺には"右辺値参照の簡単入門"は難解過ぎました。C++を知っているはずと私が思っていた人でも、基礎固めをしっかりしなかったのか、グラグラしてました。そのような生半可では太刀打ち出来ないでしょう。もう一つの要因として、Bjarne Stroustrup博士の専門的著述は、トリビアルなことはストイックなまでに殆ど無口です。その反面トリビアルでないことには饒舌です。プロなら一を聞いて十を知れ、というところでしょうか。 いずれにせよ、もう少しやさしいものを紹介すべきでした。「入門の入門」ということで、Thomas Becker博士の"C++ Rvalue References Explained"を紹介します。この記事はトリビアルなことでも懇切丁寧に説明しています。もし、これでも歯が立たないのであれば、C++98又はC++03の基礎をしっかりやり直すことをお勧めします。その基礎