借りたもの。 抽象概念と考えられてきた善悪という価値判断を脳のしくみから解明しようと試みる研究成果の紹介。 他者を理解する能力が、善悪の判断の基礎であることが伺える。 人間は社会性のある生き物であり、他者への共感能力(他者を理解する能力)は必要なものだった……そう考える人は多い。 しかし、共感を得られない(内因的にも外因的にも)人は一定数存在する。 「これが人間のすることか?」と思うような凶悪な事件、ジェノサイドなど……その時、それを行った人間の脳の作用には偏向したものがあるようだ。 生来的(遺伝)な要因(サイコパス?)、トラウマ、戦争などの社会的な要因など……複雑な要因も絡み合っているためか、全ての事象の原因が一概には言えない。しかし、心神喪失や殺人などは、前頭前皮質の衝動を抑制する部分の活動が弱いという。 二者択一ではないが、理系・文系の脳の傾向で、理系の方が共感能力に乏しいという傾向
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