この本の内容の前提として、 一般経済学 →ゲーム理論での合理的人間による市場の失敗の発見 →そもそも人間は合理的な行動はしない行動経済学、という流れがあるのですが略。 そこでサンスティーンが提案しているのが「選択しない選択」です。 人間は選択すると失敗するなら、選択しなければ良い。 ここで出てくるのが「デフォルト・ルール」で「何もしなければデフォルトを選択することになる」です。 人間行動には「固着性」があり、変化を促して行動させるにはそれなりの労力がかかります。 そこで、より望ましいほうにデフォルト・ルールを変えてしまう。 例えば、プリンターのデフォルト設定を片面→両面印刷にしただけで紙の消費が44%削減された事例などが掲載されています。 あるいは、臓器移植について、何の意思表示もしない場合は提供を認め(デフォルト)、拒否するには意思表示(オプト・アウト)が必要な国では臓器提供に賛同する比
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