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ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (2)

  • 脳の状態によって変化する中脳の機能地図 -方位・方向選択性マップの動的性質の発見-

    哺乳類の視覚情報は、大脳皮質の視覚野や、中脳の上丘と呼ばれる領域で処理されます。これらの視覚系の脳の領域では、網膜に写った外界の場所に対応する地図情報が脳の中に存在することが知られています。これまでの研究で、視覚野では線の傾きや、動きの方向に対応した脳内地図が存在することも知られてきました。中脳の上丘は、進化的に古くから発達している領域ですが、最近になって上丘にも同様の地図様の反応パタンを持つ可能性が報告されました。しかし、その性質や結果の信憑性について議論が続いています。 今回、笠井昌俊 医学研究科助教と伊佐正 同教授は、2光子顕微鏡という特殊な顕微鏡を用いて、生きたマウスの上丘の神経細胞集団の活動パタンを可視化し、異なる脳の状態(起きているとき vs 麻酔で寝ている時)での反応の違いを比較しました。その結果、イソフルラン麻酔をかけた場合、上丘の地図様の反応パタンが明確になるのに対して、

    脳の状態によって変化する中脳の機能地図 -方位・方向選択性マップの動的性質の発見-
  • 宇宙飛行による眼病発症のメカニズムを解明しました

    掛谷一弘 工学研究科准教授、篠島亜里 仏ラリボアジエール病院研究員、多田智 大阪大学招聘教員らの研究グループは、長期宇宙滞在後の宇宙飛行士に見られる、眼球の後ろが平たくなる眼球後部平坦化、および眼球と繋がる視神経を取り囲む視神経鞘の拡大について、その質的な病因を明らかにしました。近い将来に人類が直面する宇宙特有の病気に対して、その予防策や治療法の開発への貢献が期待される成果です。 研究成果は、2018年7月6日にアメリカ医学会発行の学術誌「JAMA Ophthalmology」のオンライン版に掲載されました。 研究論文の著者は、それぞれ10年以上違う分野で活躍してきた研究者です。著者は各々の研究をするためにフランス・パリへ来ていましたが、パリ若手物理学者の会という日人コミュニティの勉強会で偶然出会いました。日国内に留まっていては起こることのない交流から、領域をまたいだこの研究が始

    宇宙飛行による眼病発症のメカニズムを解明しました
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