加湿器殺菌剤事件(かしつきさっきんざいじけん、朝鮮語: 가습기 살균제 사건)は、大韓民国で2000年代を中心として発生した。加湿器に使用する殺菌剤として販売された商品を使用したことにより、多くの死傷者が出た。関係企業が有害性を認識しながら販売し、発覚した後で証拠を隠蔽した疑惑を持たれていることから、「家の中のセウォル号事件」とも呼ばれる[1]。 2001年から2011年半ばまでの間にレキットベンキーザー社の韓国法人「オキシー・レキット・ベンキーザー」(現・RBコリア)が発売した加湿器用殺菌剤に含まれるポリヘキサメチレングアニジンにより大量の死傷者が出たとされる。2016年末までに政府機関に寄せられた被害者数は死者1006人、負傷者4306人[2]。 2017年1月6日、業務上過失致死傷罪などに問われたオキシー社の元社長に懲役7年、オキシー社に罰金1億5000万ウォン、製品開発を行った研究