10年と11年の高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキ(牡20)が昨年で種牡馬を引退したことが24日、分かった。社台スタリオンステーションの徳武英介氏は「フジキセキの後継種牡馬として頑張ってくれました。産駒はコンスタントに走りましたし、ダート適性もあったので、人気がありました」と話した。現在は同スタリオンの功労馬厩舎で過ごしている。 現役時代は31戦12勝。重賞は7勝。3歳時からオープンで活躍し、5歳時の函館スプリントSで重賞初制覇。その後はしばらく勝利から遠ざかったが、6歳秋から本格化して、7歳時の高松宮記念でGI初制覇。翌8歳時に連覇を達成すると、レース翌日に社台SSで種牡馬となることが発表された。 種牡馬としては15年小倉2歳Sと16年阪神Cを制したシュウジ、ダートグレード6勝のサクセスエナジーなど、芝ダートを問わずに活躍馬を輩出。サイアーランキングでは19年と20年の11位が最高だ